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2024.03.31 Sunday
 こんばんは。


 先週金曜日にプロ野球が開幕しましたが、何と2連敗、しかも2連続完封負けで始まりました。
 オープン戦では状態がよろしくなかったものの、一軍クラスが本気で取り組むシーズン開始に伴って変わるものと期待していました。
 しかし、蓋を開けてみれば、オープン戦と同様に貧打が目立ちました。
 投手も点を取られましたが、そこまで悪いとまでいうものではないと思われ、打者が点を取れずに負けてしまったというように思いました。
 このようなとるべき時に点を取れずに負けてしまうといういわゆる決定力のなさで敗戦する展開はかつてよく見てきたものであり、今季の阪神は例の悪い癖が目立つシーズンになるのではないかと不安に思っていました。
 特に、2022年の開幕大連敗を思い出すと、今日勝利しておかないとここからずるずると負けが込んでしまうのではないかと危惧していました。

 そんな中で迎えた今日の試合でしたが、才木さんが踏ん張り、終盤に点を取って勝つことができました。

 今日の勝利は才木さんの貢献が極めて大きいと思います。
 才木さんは6回107球で4安打5四球3奪三振無失点という成績でした。
 3回4回と連続で満塁のピンチを背負ったものの、それでも要所要所で踏ん張って先制を許さなかったことが非常に大きかったと思います。

 また、才木さんの無失点を演出したのは、明らかに梅野さんの捕手としての能力が影響していました。
 あれだけ危ういフォークを何度も逸らさずに止めてくれたことが無失点にできた大きな要因だと思いますので、昨季は終盤に離脱してしまったものの、やはり梅野さんがいるといないのとでは全く違うと思いました。
 坂本さんが悪い捕手だとは思いませんが、オープン戦から先発マスクで負けが続いていたところを見ると、ひとまず梅野さんで行ける行ってもらって様子を見るのも一つの考え方ではないかと思いました。

 打つ方については、森下さんの貢献について語らざるを得ません。
 阪神は、例年貧打に陥った場合、それを打開できる人がおらず、ずるずると打線が低迷して連敗を繰り返すことがよくありました。
 これを打開できる、流れを作れるような打者は常に求められたものの、長らくそういった打者は現れずに課題となっていましたが、完全に森下さんの一発が流れを変えてくれました。
 先制点だったというのも大きいですが、点が取れずに鬱屈していた雰囲気を壊してくれた一発でもありましたし、こういう悪い流れからよい流れを呼び込んでくれる打者を求めていたと思いました。
 いつもの阪神であれば、2022年の開幕大連敗の再来になるところだったものの、森下さんが一つのきっかけになってそれを回避できるようになるかも知れません。今日の一発は、2022年に森下さんがいたら結果が変わっていたかも知れないとすら思えるレベルの素晴らしいものであり、将来阪神の中軸を背負って立つ存在になり得ることを示してくれるものだったと思いました。

 開幕カードが1勝2敗と負け越したのは残念ではありましたが、最悪の事態は免れましたし、何しろ始まったばかりで1ゲームはリードというには小さいものでもあります。
 今日負けていたら早速借金が3のところ、今日の勝利で借金1になりましたし、何より一発によって流れが変わりましたから、次のカードから挽回して行けそうな雰囲気があります。
 昨季がよすぎたために要求水準が高くなってしまいますが、2022年を思い出して、謙虚に一つ一つの勝ちを楽しみたいと思います。
 次のカードからまた大いに期待したいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:27
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