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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、読売新聞大阪本社で、談話をねつ造したというものがあったので、取り上げてみました。

 ねつ造は、先日より問題になっている紅麹に関するもので、小林製薬の取引先企業社長の発言がねつ造されたということでした。
 具体的には、記事では、その社長が「突然『危険性がある』といわれて驚いた」「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」というようになっていたということでした。しかし、実際にはその社長はそのような発言はしていなかったということでした。
 ねつ造した社会部主任は、岡山支局から届いた原稿のトーンが小林製薬への憤りという自分がイメージしたものとは違ったということでねつ造したということでした。
 また、支局の記者も、発言していない内容を知りながら談話の修正や削除を求めなかったのですが、社会部が求めるトーンに合わせたいと思い再取材は行わなかったと述べているということでした。

 この件は大変大きな問題だと思います。
 というのも、このことは新聞記事の信用性という新聞の存在意義に大きく関わる事だからです。
 近年インターネットが流行しておりますが、そこに掲載されている記事や書き込みについては信用性に疑義があるものも多く含まれており、今でもニュースソースの信用性といえば新聞社のものに大きく期待されています。
 それにもかかわらず、このようなねつ造をしていたということであれば、これまでの他の記事も同じようなことがあったのではないかという疑念を抱かれるのは当然であって、信用できる記事を出すという新聞社の存在意義に関わってくるからです。
 また、こういったことをしてしまうと、新聞社がフェイクニュースを批判して相対的に自身の記事が信用できるものだと主張することすら疑問を持たれかねない事態となってしまうと思います。
 加えて、こういったことをすれば、取材を受ける側もねつ造されるのではと懸念を持つことになり、取材に非協力的になってしまうことから、情報が集まらなくなってしまって、自ら新聞社としての役割を果たせなくなってしまうようになると思います。

 そのため、私としては、今回の件は新聞社の謝罪だけでは足りず、少なくとも大阪支社社会部のこれまでの記事についても同様に内容を膨らませるような記事があったか否かを数年分は検証してもらう必要があるのではないかと思います。
 マスコミはある種の権力者ですから、普段批判する側だけに批判されることも受け入れるしかないのだろうと思いました。


 今日の阪神ですが、何とか2−0で勝ちました。

 今日の勝利は、何と言っても伊藤さんが6回6安打無失点で逃げ切ってくれたことでしょう。
 正直言って伊藤さんの投球はよくない部分もありましたし、守備に足を引っ張られる運のないところもありましたが、ノーアウト満塁の場面を無失点で切り抜けてくれたことにはしびれました。
 この場面では失点を覚悟しましたが、今の阪神は大量失点してしまえば巻き返せるだけの打力はないだけに、これは厳しいことになるのではと覚悟していたものの、まさかこの場面で無失点とは、伊藤さんの能力を改めて知っただけでなく、大きく成長できた場面でもあったのではと思いました。
 その後、桐敷さん、岩崎さん、ゲラさんが安定して繋いでくれました。
 やはり阪神の強みはこの投手力であると実感させられました。

 打線の方は、わずか3安打ながら、森下さんの2点ツーベースタイムリーが決勝点になりました。
 9試合連続の2得点以下という大変ふがいない状態ではありますが、ワンチャンスをきっちりものにできた森下さんには感謝です。森下さんは、打率こそよくないですが、決めるべき時に打てる決定力がありますので、今の打線の中ではかなり頼りになる選手というべきでしょう。

 今日の試合を振り返ると、これだけのピンチを背負いながらよくこの打線で勝てたものだと不思議に思いました。
 勝ちか勝ちで嬉しいのですが、それでも強さを見せて勝てたという感じでもなく、後につなげられる勝ち方とも違うように思います。
 以前野村監督は、勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしといいましたが、私も弁護士としてそのように実感することは多々あるところ、今日の試合ではまさにそんな感覚の勝ちを拾えたような気がします。

 ひとまず今日の勝利で借金は1となりましたので、まずは借金完済を目指して、明日も読売に勝ってもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:24
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