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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,政府税制調査会で配偶者控除の見直しについて議論したというものを見たので取り上げてみました。

 配偶者控除の見直しの議論は,女性の社会進出のためには103万円以下という金額制限が妨げになるという考えがあるためということです。
 つまり,妻が103万円を超える収入があった場合,配偶者控除が受けられないとして,労働時間を制限したりすることで女性の社会進出を妨げることになるのではということです。

 この議論においては,保育所整備や長時間労働対策などの議論も必要という意見で集約したということで,は宮舎控除を単独で見直すことに否定的な見解が示されたそうです。
 また,委員からは,消費増税の直後だけに,国民の負担増に繋がりかねない控除見直しは時期を慎重に選ぶべきという意見も出されたそうです。

 私は,配偶者控除の見直しの是非についてここで意見を言うつもりはないのですが,配偶者控除の見直しを考える上ではいくつかの要素を考慮しなければならないのだろうなと思いました。
 例えば,女性の社会進出という視点もそうですし,消費増税による負担増もそうです。
 その他,私としては,少子化という視点も大事なのではと思いました。

 現在少子化が進んでおりますが,国がこれに対する対策を考えた場合,配偶者控除は結婚を促す一つの事情にはなり得ると思われます。
 もちろん配偶者控除があるから結婚しようということには直ちに結びつかないと思いますが,それでもこれを見直すということは結婚の動機付けにマイナスになることは否定できないでしょう。

 政府としてはどのように税収を増やすのかというように常に悩んでいるのでしょうし,そのために色々な控除を削ったり,増税をしたり,あの手この手で考えているのだと思います。
 配偶者控除の見直しもその手法の一つですが,結局これを採用するかどうかというのは,税収や女性の社会進出,負担増や少子化対策などの価値を色々とあげた上で,どれを尊重しどれを切り捨てるかという政治判断なのだと思います。
 無目的に負担だけ増えるのは勘弁願いたいですが,どの価値を尊重するかという問題についてはどれが正しいということは一概にないのでしょう。
 ただ,切り捨てる価値についてもそれなりにケアをするということは必要になってくると思われ,もしも配偶者控除を見直すことを決めるのであればその分の少子化対策はとるべきで,それをどうするべきなのか,それにかかるコストは配偶者控除を見直すことに比べて得なのかなどを考えてもらいたいと思います。


 阪神のメッセンジャーさんは日本に馴染んできてくれているようで,国民食であるラーメンを好んでくれております。
 特にお気に入りはとんこつのようで,ゴメスさんが醤油ラーメンが好きだと聞いた時,メッセンジャーさんは「彼は本当の豚骨を知らないんだよ」と発言したという記事を見ました。
 また,メッセンジャーさんはゴメスさんを行きつけの店に連れて行こうと考えているようですが,行きつけの店について「あそこはプラスチックの箸なんだよ。彼はまだ食べづらいんじゃないかな。俺は食べられるけど。」と話したということです。

 箸を使えるまで日本に馴染んでくれたのはとても嬉しいことですが,本当の豚骨云々については思わず最近少々話題に上る美味しんぼの山岡さんを思い出しました。
 私も時々日常会話で,「1週間待ってください。本当の○○を見せてあげますよ。」と根拠なく使うことがありますが,もしもメッセンジャーさんがそれを意識して語っていたとしたらとんでもない日本通だと思います。多分違うとは思いますが。
 とかく,メッセンジャーさんにはより日本を好きになってほしいと思っていますし,それを人にどんどん広げてもらいたいと思っていますので,こういう輪は広げていってもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:24
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