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 こんばんは。

 阪神は本拠地甲子園で広島さんを迎え撃ちましたが,結果は全く良いところなく3連敗で終わりました。
 しかも,負け方がいずれも非常に悪く,結果を見れば相当点差で敗戦しました。

 阪神側もそれなりに努力をしていたと思われ,メッセンジャーさんも5失点と仕事をしたとはいいがたいものですが,それでも髪も切って気合いを入れてきたということは分かっています。
 また,不振のマートンさんを遂に打線から外して新井良太さんを投入したものの,結局振るいませんでした。

 藤浪さんも能見さんもいい投手なのですが,実力以上に点をとられてしまったと思います。
 打つ方も頑張りは見えているとは思いつつも結果に結びつきませんでした。

 これまでの野球を見ている限り,今の順位である最下位にふさわしい野球をしていると思います。
 打てない守れないでは勝てるわけもないですし,今の阪神を見ていると90年代の暗黒時代の阪神を思い出します。
 あの時も打てない守れないということばかりで,いかに新庄さんや和田さん,亀山さんが頑張っても投手が大量失点をし,藪さんがどんなに頑張っても誰も打ってくれずに見殺しにされるという展開を何度見たことかと思うものです。

 ただ,90年代と決定的に違う点は,あの時は残念ながら優勝できるだけの人材がおらず,その人材を毎年やってくる助っ人に奇跡を委ねていたものですが,今は人材は揃っているという点です。
 人材だけでいえば,何せ去年はほぼ同じ面子で日本シリーズに進出しているのですから,その面子が弱いわけがないのです。

 そうすると,これだけ面子が揃っているのになぜこんなに勝てないのかということが問題です。
 高齢の選手が思うようなパフォーマンスができないということはありうるのだと思うのですが,今の問題は選手一人のことではなくチーム全体がよくないのですから,そういう次元の問題ではないのでしょう。
 いわゆる好不調や流れの問題なのかとも思いましたが,流れだけで野球は勝てるものなのかといえばそんな簡単な問題でもないと思います。
 むしろ,流れで勝つようになったとしても,また流れが去ってしまえば負けてしまうのではと思いますし,それも違う気がします。

 私はその原因は分からないのですが,もしかしたら今は勝ち方が分からなくなっているのかも知れません。
 負けが続いてしまうと,何が原因で不振なのかが分からなくなってきてしまうことがあると思いますし,そういうところは気持ちを強く持つとかそういう領域とはまた別の問題なのだと思います。
 先日の阪神の勝ち方は,ギリギリのところでサヨナラ勝ちをしたというものでしたが,そのような勝ち方はイレギュラーですし,展開としてはほぼ負けだったと思います。
 今の阪神に必要なのは,単純な結果というよりも,普通に投手が抑えて打線が点をとって勝つ,そんな普通の勝ち試合なのではないかと思います。
 それは,まさに広島さんが阪神相手に展開したようなものではないかと思います。
 私としては,大量得点をとって勝つ試合はあまり好ましいと思わないので,とりあえず数点差の普通の勝ち試合をいくつかできれば,勝ち方を思い出してくれるのではないかと思うのです。

 あくまで素人の意見なので,これが正しいのかは分かりません。
 ただ,私は,暗黒時代の阪神と同じような考え方で強くする方法,すなわち何人か実績のある選手を連れてきて活躍を期待する方法は,これだけ実績のある選手だらけの阪神にはあまり意味がないと思うのです。
 また,気持ちだけでいえば,雰囲気は沈んでいても気持ちを強く持とうという選手はいると思いますし,そういう問題でもないのかと思います。
 とりあえず,本当の実力をどうやって発揮するのか,もう一度見直してもらえないものだろうかと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:03
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