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 こんばんは。

 先日より,あのジャンプの名作デスノートが今度はドラマ化するということが話題に上がっていましたが,先日その配役が発表されただけでなく,キャラクター像もいろいろと変更したということでいろいろな議論が巻き起こっています。

 その議論は,Lが菓子を過剰に食べたりするなどの奇行を抑えて天才ぶりに焦点を当てるということも話題に上がっていますが,最も問題視されているのは主人公月が平凡な大学生であるという変更でしょう。
 この物語は,月とLの天才同士の知恵比べが一つの見所ですが,月はもともとは平凡な大学生で,それがノートを持つことで変貌していくというように変わるそうで,その辺りの経緯がやや変わってくるようです。

 実際見てみないとこれが面白いと評価してよいのかどうかは分かりませんが,個人的にはこの改編はあまり受け付けられません。
 そもそもこの物語の発端は,月が人間と同じ目線ではなく人間を俯瞰して見られる目線から人を裁こうと思ってこのノートを使っていくところだったと思います。
 ある書き込みにもありましたが,普通の人間がデスノートを手に取ると,原作の登場人物の一人である火口のように私利私欲に使おうと考える人が大半だと思いますが,その気持ちを自制できるだけの思考,能力の持ち主だからこそ月が主人公たり得たのだと思います。
 それは,例えばヒーローに憧れて,自分に酔って悪人を倒そうなどという俗物的視点はあまりあってはいけないのだろうと思います。
 そういう点を,平凡な大学生が持ち得るのでしょうか。私は,そこの大前提がおかしくなると,この物語はデスノートではなく別の話なのではないかと思ってしまうのです。

 もちろんデスノートを手にしてから,本来才能にあった方向性に進むことができたということはありうると思います。
 しかし,ある程度の頭の回転などは,突然生まれるものではなく,先天性か後天性かは別としてそれまでに培ってきたものの集大成でしょうし,それがノートを手にしただけで天才になっていくというのは違和感があります。
 むしろ,天才ではなく,凡人がどうにかこうにか天才を出し抜いて逃げ切る話であれば楽しいかも知れません。
 ただ,それならば,デスノートという舞台装置を使って別の話を別のタイトルで作った方が良さそうな気がします。

 まさに,今感じている違和感はこのことで,舞台装置が同じでも別の話になるならば,いっそ登場人物等もまったく変えてもらって別の話にしてほしいと思います。
 特に,この作品を熟読した人は多いと思いますし,読者に根強くキャラクターが根付いてしまっていますから,にもかかわらず性格等が異なるキャラクターを提示されてもすんなり受け入れることが難しいという人が多いと思います。
 これは役者さん達が悪いことは一切なく,単に脚本の方向性等の問題だと思います。

 面白くなることには期待しておりますが,私はテレビを見ないものなので,面白いという噂を聞いたら借りて見てみたいと思います。


 今日の阪神は,久しぶりに勝ちパターンをそのままいって勝つことができました。
 私はこのような勝ちパターンで勝つ試合を見たかったです。
 というのは,以前も述べたとおり,今の阪神は勝ち方を見失っているように思われ,一度原点に立ち返って,投手は点をなるべくとられない,打線は先制点,中押し点を確実にとって相手を追い詰めるということを確実にできるようにしてもらいたかったからです。

 その中で,岩田さんは非常によい仕事をしてくれました。
 このところやや安定感を欠いていたように思いますが,今日は岩田さんの良いところがよく出ていて,それが4年ぶりの完封勝利に繋がりました。

 また,打線もマートンさん猛打賞,ゴメスさんのホームランなど随所に働くべき人が仕事をしてくれました。
 特にマートンさんが徐々に調子を上げてきてくれているのは大変嬉しいことです。

 守備では,大和さんが助けてくれて,こういうところで守備の大切さを改めて感じさせてくれました。

 というように,今日の試合は私にとってはひさびさにすっきりしたものでした。
 明日の藤浪さんもこれに続いて良い試合を作ってもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | よろずごと | comments(3)  | trackbacks(0) | 23:21
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