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2015.10.10 Saturday
 こんばんは。

 今日からクライマックスシリーズが始まりましたが,私は図らずも今日は水道橋で用事があったので,その帰りにまだドームでやっていたため,立ち見で見てきました。

 両チームとも長いシーズンを戦ってきてその集大成の試合だったはずなのに,何とも残念な展開でした。
 今日は阪神は敗戦しましたが,負け方が自滅だったため,最後まで見ていた感想としてはお金を払うに値しないというものでした。
 今日は立ち見だったので,2時間くらい見ていて1000円でしたから,まあ仕方ないかと思えましたが,もしもこれ以上支払ってみていたらと思うととうてい納得のいかない試合だったと思います。

 まず,両チームとも打撃が非常につたなかったと思います。
 先制点は読売投手のマイコラスさん,しかも前の打者が送りバントで投手につなぐというふがいなさです。
 読売打線も阪神打線もそこそこヒットを打っていたはずなのに,残塁が多く,今年の思うように点が入らないもどかしさを象徴するような試合運びだったと思います。
 もちろん両投手がそれなりに仕事をしたといえばその通りだと思うのですが,それでも何とも納得しづらいものがあります。

 次に,高宮さんの出来でしょう。
 高宮さんは,今季それなりに活躍してくれましたし,ここだけを切り取るのはやや酷かもしれません。
 ですが,長野さんへの敬遠はやむを得ないとしても,亀井さんに四球で追い込まれ,最後は押し出しという展開ですから,これで納得せよというのは難しいです。
 そもそも,亀井さんに対する投球ではコントロールが定まっていなかったように見えまして,ブルペンでそれもある程度見えていたでしょうに,そんな調子の投手を使う,しかも長野さんへの四球という塁埋めを指示するというのは信じがたい采配だと思います。
 最終回は,結局,四球,ゴロ,四球,四球,四球という,見ていておもしろくも何ともない終わり方でした。
 和田監督としては,高宮さんの亀井さんに対する四球の段階で投手を代えるには,1アウト満塁という展開ゆえにためらったということもあったのかもしれません。
 ですが,今日の出来を見る限りよくはなかったですし,短期決戦の中でその判断ミスは致命的だったと思います。
 本来,この場面は呉さんが登板すべきであったでしょうが,それができなかったため,和田監督のいつもの考え方で左打者に左投手というようにしたのだろうと思います。
 ですが,左対左にこだわって結果はこういうこととなり,ある意味いつもの和田野球がこの試合では敗戦に導く結果になってしまったのだと思います。

 阪神は,これで東京ドームで2勝12敗という驚異的な敗戦記録を作ってしまいました。
 また,和田阪神は,就任時から読売に対して36勝56敗5分と,星野監督以降の監督が通算ですべて読売に勝ち越してきたのに,星野監督以降で唯一の対読売通算負け越し監督という,読売に対する勝負弱さが目立ちます。
 これだけ負けの数を重ね,かつ最後が押し出しとなると,絶対に事実ではないでしょうが,今いわれている野球賭博が裏に関わっているのではと疑いたくなる気分です。
 和田監督は基本的に優秀だと思うのですが,それでもここまで同じチームにこれだけ負け越すとなると,何か根本的な問題があるように思えてなりません。

 とりあえず,今日生で見た感想は,両チームともに弱く,これが本当に日本一を決めるためのプレーオフ第1弾なのかと強く疑問に思ったということです。
 野球離れがどうとかいわれていますが,そもそも日本を代表する人気2球団がこんなおもしろくない野球をしているのではそれは離れていくでしょう。
 球場は満員でしたし,これだけチケットが売れたのにこんな試合では,お客さんたちに失礼ですし,払い戻しも考えてもいいくらいのひどい内容だったと思います。

 もし明日負けたら和田監督の阪神の監督としての人生最後の野球になるかもしれません。
 今日の采配はある意味和田らしさを見せてもらいましたが,これではとうてい納得はしませんし,これで阪神が負けたら今年の阪神はただの弱いチームで終わってしまうと思います。
 弱いチームが棚ぼたでここまでやってきた,それが分相応にいなくなるというのでは,あまりにも悲しすぎるので,せめて納得できるような野球をしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:30
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