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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,原発事故で避難していた生徒がいじめを受けていた問題で,学校側がいじめがあったと判断していたなかったというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,福島第一原発の事故で横浜市に避難していた生徒がいじめを受け,150万円ほど支払わさせられたというものでした。
 被害生徒側が150万円ほど払わされたと学校に訴えたところ,学校側の調査ではおよそ8万円分しか確認できなかったそうです。
 また,金を受け取ったとされる10人ほどの児童はおごってもらったと話したことから,生徒が率先して支払っていたとして,いじめには当たらないと判断していたとのことでした。
 生徒の父親は,いじめを止めてほしくて金を払っていたのに,学校が動いてくれないという無力感を感じたと述べているそうです。
 横浜市教育委員会は,当時の学校の調査が十分でなかったという可能性があるとして,担当者から聞き取りを進めるそうです。

 私はこれまで仕事上いじめの関連事件も担当したことが何度かありますが,当初の学校側の対応は色々な理由をこじつけての事なかれ主義であった印象です。
 この学校がどのような背景や事情からこのような判断に至ったのかは記事からだけで軽々に述べることは出来ませんが,もしも私がこれまで経験したようなこじつけの事なかれ主義であったとすれば,それは学校としてなすべき機能を果たしていないといわざるを得ません。

 教師の事情としては,昔に比べて担当すべき業務が激増し,忙しい中でいじめのことまで対応することは出来ないということなのかもしれません。
 そのような事情から,できればいじめとされないままで終わってくれた方が業務上も勤務評定上も都合がよいということは想像が付きます。
 ですが,なすべきことと優先順位があり,いじめ問題はこれまで何十年にわたって問題視され続けたことですから,解決しなければならないことは分かっていたでしょうから,それをなかったことにするという手法はどのような理由があっても看過できるものではありません。

 今回述べられた判断理由は,詳細に不合理性を指摘するまでもなく常識的に通らない判断だと思いますが,問題はこのような判断が教師一個人レベルではなく学校の判断だったということだと思います。
 本件は,両親が学校に働きかけをしていたのですから,担任教師だけの問題ではなく,学校レベルの問題になっていたと思います。
 そうすると,一人で握りつぶせるレベルの問題ではなく,ある程度の地位の教師のレベルまでの判断が必要だったと思います。
 ところが,この学校では,詳細な調査がなされないまま不可解な判断がなされましたが,それを担任教師だけでなくある程度の地位の教師までもが行っていたということで,複数の教師がこの問題をなかったことにしていたように思えて仕方ないのです。

 これまでこの手の問題を見てきて,個人的には,ある程度学校に相談して無意味だと判断したら,学校内部者の自浄作用は諦めて,速やかに外部者へのアプローチに変更するしかないのかなと思います
 学校側にとってはそれがもっとも厄介なのでしょうが,逆に学校側が厄介だと思うアプローチをしないとことが動かないということもありますから,事の性質によってはそのようなアプローチの変更もためらわないのがよいと思いました。


 糸井さんの人的補償に頭を抱える阪神ですが,ある記事を見ていたところ,プロテクトから外れる有力選手として,投手は榎田さん,横山さん,野手は新井良太さん,荒木さん,伊藤隼太さん,今成さん,岡崎さん,陽川さんがあげられるというものがありました。

 この記事がもしも本当になれば,私であれば横山さんを獲得すると思います。
 榎田さんは実績ある中堅左腕で,非常に魅力がありますが,一方でこの3年間は防御率があまり芳しくありません。
 また,30歳という年齢,そして過去に左肘や左肩を痛めたという経歴があることから,やや不安が残るというのも事実です。
 横山さんは,2014年ドラフト1位で,最速150キロ超の速球を持つ左腕であり,現在22歳と若く,今後の活躍が十分期待できることから,将来性も考えれば,非常に魅力的です。
 ですから,どの球団も左腕を欲するという事情があることを考えれば,横山さんはどの球団でも獲得できるならばほしいと思える人材でしょうし,プロテクトから漏れていれば積極的に選択したい選手であろうと思います。

 打者の方では,陽川さんをとられてしまうと非常に困ります。
 阪神の補強ポイントは打てる三塁手ですが,陽川さんはそれになりうる力を持っています。
 飛ばせる力は十分,バットコントロールもなかなかのものをもっていて,今季ウエスタンリーグでは打点王とホームラン王を獲得し,首位打者にも肉薄していたというすばらしい成績を記録しました。
 一方,守備については,もう少し鍛えてもらわないと不安というところですが,それでも打てる三塁手候補としては十分将来性のある存在であるといえます。
 ですから,今後大山さんと正三塁手の座を争う存在になると思っていますから,ここで陽川さんを獲得されてしまうのは大変誤算であるといえます。

 いずれにせよ,今季は育成に充てて若手が伸びてきている阪神としては,とられては困るという選手が多く,誰が人的補償でとられても困るという状況です。
 予断を許さない状況ではありますが,不安に思いつつも事態を見守るしかないと思って様子を見たいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:45
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