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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,中国で,強盗がわずか10秒で逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この強盗は,女性からスマホを奪い取って全力で逃走しました。
 そして,その逃走の際,建物の中に駆け込んだものの,その建物というのは警察署だったということでした。
 そして,男は直ちに逮捕されたということでした。
 男は,この街に来てから間もなかったそうで,仕事も住む場所も決まっていない状態だったそうです。
 そして,スマホに夢中な女性を見かけて犯行を思い立ったということでした。
 しかし,土地勘がなかったため,逃げることに頭がいっぱいで,警察署と気づかずに駆け込んでいったということでした。

 男は土地勘のない土地で事件を起こしたそうですが,このコントのような顛末が起こったことも結局男の下調べの希薄さによるということだと思います。
 そもそも強盗という犯行を犯すのであれば,その逃走経路などを考えておくのが通常でしょうし,また金ではなくものをとったのであれば監禁方法についても準備しておくべきでしょう。
 しかし,この記事を見る限り,スマホをとろうと衝動的に考えついたように思われ,どうもとった後は逃げればいいという程度の考えだったように思われます。

 犯罪者に緻密であってほしいという気は全くないですし,全ての犯罪が警察署に自ら入っていってくれるくらいであれば世の中ももっと平和になると思うのですが,一方でもう少しものを考える人であればそもそもこんな犯行は犯さなかったと思います。
 そう見てみると,この犯行の根本にある衝動の原因について考えていくことがこの手の犯行を減らす術にはなるのかもしれないと思いました。


 阪神は,明日の横浜戦に藤浪さんを登板させる予定であるという記事を見ました。

 藤浪さんといえば,先のヤクルト戦において,死球によって乱闘を招いたことはまだ記憶に新しいところですが,投球フォームを微調整したという記事を見ました。
 正直言って,今の段階でフォームを微調整したところで結果が劇的に変わるとは思えません。
 もしも微調整をしてかえられるのであれば,もっと前の段階で行っているでしょうし,これまで何度も見かけてきた,右打者に対するインハイへの抜ける球はフォームの微調整だけでどうにかなるものでもないのではと思っています。

 それでも微調整に手を付けたということで考えられるのは,最近よくいわれているイップスの関係かもしれません。
 もしもイップスにかかっているのだとすれば,前と全く同じ状態で登板させてしまえばそのまま再発させてしまうことになろうかと思います。
 イップスの最良の薬は成功体験だと思われ,それをかなえるきっかけが微調整したフォームにあると自分に納得させられれば,今後はこれまで以上に活躍できるきっかけにもなるように思われます。
 その意味では,次の登板には前とは違う要素を敢えて入れて,それが成功すれば改善傾向に導くことができるという考えが根底にあるのではないかと思います。

 藤浪さんの荒れ球ですが,右打者のインハイに行くことがなければ,基本的に非常によく通用する球であろうとは思います。
 確かに,今よりももう少し制球力を磨かなければ,四死球を積み重ねてしまうことで,球数が多くなってしまって,早い回で降りるということが続くことにはなりかねないでしょう。
 ですが,一方で,荒れ球が効果的に決まれば,相手は的を絞りづらくなり,また狙っても打てない球威を持っている球であればこそ相手も手を出せなくなってくるとも思えます。
 理想型はある程度ぼんやりとはわかっているものの,それでも結局は右打者への頭部死球になりかねないあの球をどうにかしないと今後も藤浪さんは悩み続けることになるでしょう。
 そこを克服するにはフォーム微調整では足りないだろうとは思うものの,まずは成功体験から徐々に復調していってもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:30
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