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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,サイドカー付バイクが横転して死亡者が出たという痛ましい事故があったので,取り上げてみました。

 この事故は,サイドカー付バイクに家族3人が乗車していたところ,バイクが路外に飛び出して2〜3メートル下に転落したということでした。
 この事故で,運転手の妻と娘が傷害を負い,妻は亡くなってしまったということでした。
 運転手自身も肋骨を折るなどの重傷を負ったとのことでした。
 警察によると,このバイクは道路交通法上普通乗用車に分類され,ヘルメットの着用義務はなく,当時乗車していた家族3人ともヘルメットを付けていなかったということでした。

 まずは,亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに,怪我を負われた方の早期回復を願うばかりです。

 この事故で特に注目されるのは,ヘルメットを着用していなかった点でしょう。
 ヘルメットを着用しなくてよいものがあるのかといえば,実は特殊三輪自動車に該当する場合にはあり得ます。
 オートバイは後輪の一輪が駆動機で回転するようになっていますが,サイドカー付のバイクの中にはサイドカーのタイヤがバイクの駆動機によって回転しないものと駆動機によって回転するものとがあります。
 このうち,駆動機で回転しないもののうち50CCを越えるものについては自動二輪という分類になるのですが,サイドカーが駆動機で回転する,すなわち後輪二輪が駆動機で回転するもの(いわゆるトライク)は道路交通法上普通乗用車として取り扱われます。
 そして,この駆動機で後輪二輪が回転するタイプのサイドカー付バイクについては,道路交通法上普通乗用車としての扱いになることから,運転免許は普通乗用車のものが要求され,ヘルメットの着用義務もありません。
 記事に細かくバイクの種類等について記載はないのですが,おそらく上記のカテゴリーに該当するバイクだったのではないかと思います。

 このような車両は,元々アメリカで流行したものだったようで,それが日本に入ってきた際には日本の法律の予定していない車両だったようです。
 日本にこれが入ってきた後,当時の運輸省において,50CC以上のトライクは道路運送車両法条速射付自動二輪車(サイドカー),道路交通法上では普通乗用車とみなすという見解が出され,現在の法律の取り扱いに至ります。

 そのような経緯をたどったため,バイクにもかかわらずヘルメット装着義務がないという不思議な車両が生まれたわけですが,実際バイクに比べて三輪の方が安定感があるとはいえ,いわゆる普通乗用車と比較すれば乗っている人の安全度合いが全く違うことは明らかだと思います。
 このような痛ましい事故があったとなれば,これを契機に法律の取り扱いが変更されたり,法律自体が改正されたりする可能性は十分にあると思いますが,それはこのようなバイクの愛好家にとっては非常に悲しいことなのかもしれません。
 ですが,このような事例が生じた以上,生命身体を守るという趣旨から見れば,そのような動きになったとしても致し方ないのかもしれないと思います。


 今日の阪神ですが,ヤクルトさんに快勝し,カード勝ち越しを決めました。
 今日は,先発秋山さんが8回3失点と先発として立派な投球をしまして,打つ方では鳥谷さんと中谷さんのホームランを始めにいい感じで点を取れました。

 今日の秋山さんの投球を見ていて,先発投手が安定した投球をしてくれることのありがたさを改めて実感しました。
 しかも,8回まで投げてくれまして,このところ中継ぎ投手の出番が多かったことが気になっていたので,それを休ませられたことが相当大きな功績だと思いました。
 失礼ながら,シーズンが始まる前は,秋山さんがここまで活躍すると思っていなかったのですが,もしも秋山さんが出てきてくれなかったらと思うと,今の先発投手陣を振り返ればぞっとする気持ちです。
 それだけ秋山さんの今日の活躍は大きいものだったと思います。

 鳥谷さんのホームランも大変喜ばしいものではありますが,2000本安打まで残り11となり,いよいよ大記録も間近に迫ってきたというわくわく感もあります。
 鳥谷さんは,阪神入団当時からずっと見てきた選手で,この数年はずっと苦しんできたこともよく知っていますから,ここまでたどり着けたことが本当にうれしく思います。
 長い期間にわたって安定して試合に出続け,それなりの結果を残すというのは並大抵の功績ではなく,これだけの選手は今後なかなか出てこないだろうと思うものです。
 去年の不調ぶりを思い返せば,今年は得点圏打率は物足りないものの,ヒットやホームラン,四球による出塁率については特筆すべきものがあり,この年齢でこれだけできる選手というのは素晴らしいの一言に尽きます。

 中谷さんですが,3試合連続ホームランで,16本目まで来ました。
 20本まであと4本と迫り,ついに阪神に和製大砲が登場したのかと強く期待しています。
 去年伸びてきた高山さん,北條さん,原口さんはいずれも今季苦しんでいるため,過剰な期待をかけてはいけないとは思うものの,中谷さんは各球団ともに対策を講じている中で結果を出しているものですから,やはり期待はしてしまうものです。

 今日は,広島さんが3試合連続となるサヨナラ負けを喫し,阪神との差が6.5まで縮まりました。
 そして,阪神の自力優勝が復活したため,広島さんのマジックも消滅しました。
 1勝1敗で消滅したマジックだけに,また明日には復活する可能性も大いにあるわけですが,それでも阪神が勝ち続ければ逆転優勝の見込みもあるということを感じさせてくれるものではあると思います。
 このところの広島さんの中継ぎ投手陣の不調はかなり厳しいものがあり,前半に点をとっても諦めないで戦い続けて勝ってきた横浜さんの戦い方は非常に参考になります。
 横浜さんには3.5差に迫られている阪神だけに,単に広島さんの敗戦を喜んでばかりはいられないのですが,それでも横浜さんの戦い方は参考になりますし,大差でも諦めない姿勢には勇気をもらえます。
 広島さんは,残念ながら鈴木さんを怪我で欠いてしまいましたし,中継ぎ陣の問題も考えると,あと一月残っていますから,逆転の目はまだあると思っています。
 阪神もこれから苦手の9月に突入するわけで,メッセンジャーさんもいませんから,不安要素を多く抱えているといわざるを得ないのですが,それでも諦めないで戦ってもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:59
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