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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,インドの首都ニューデリーで実施される予定だった排ガス規制が中止になったというものがあったので,取り上げてみました。

 大気汚染といえば中国の名前が良く挙がりますが,実はインドも相当大気汚染が酷い状態です。
 そんなインドの首都ニューデリーでは,排ガスを抑えるため,昨日から自家用車の通行規制が実施される予定でした。
 しかし,その規制は,女性の性的被害の増加を懸念して中止となりました。
 具体的には,自家用車の通行規制がなされることにより,多くの人が公共交通機関を利用することになるのですが,インドでは公共交通機関を利用する女性に対する性的被害が多く,自家用車規制によってそれが増加するのではないかということでした。
 行政当局の当初の計画では,女性が運転する車は規制対象から外されていました。
 これについて,国家機関から,排ガス削減効果が下がるとして,女性の車も規制対象に加えるよう勧告を受けていたものの,最終的には女性の安全を蔑ろにできないと判断して中止となったということでした。

 私は,この記事の見出しを見た時,初めは,排ガス規制と性的被害の関連が分かりませんでした。
 そして,自家用車規制という単語を見た際,徒歩で通行する女性が増えると夜道が危険だったりするのだろうと思って記事を読み進めていたところで,どうやら公共交通機関が問題の現況とわかり,そこまで理解するのに若干時間がかかりました。

 日本でも性的犯罪はしばしば起こりますが,その発生の多くは夜道の一人歩きなど,徒歩での移動中であろうかと思われます。
 少なくとも,公共交通機関内での性的被害は痴漢などしか聞いたことがなく,婦女暴行等の犯罪は耳にしたことはありません。
 しかし,インドでは,バスなどの公共交通機関内での性的被害が取り上げられたことがあり,記事によればそれは後を絶たない状態だそうです。
 日本の場合,他人の目のあるところでそういった犯行に及ぶことはほとんどないと思うのですが,そこはインドとの文化の違いなのでしょうか。

 行政当局は,女性の保護と環境問題を考慮した時,価値判断として女性の保護を優先したということだと思います。
 国家機関からは女性の自家用車も規制対象とすべきとしたということですが,これはおそらく女性の自家用車と騙れば自家用車に乗り放題となり,事実上規制の意味がなくなることを懸念したのだろうと思われます。
 国家機関の考えも理解できるのですが,そうなると自家用車規制という方法論自体が見直されなければならないのだろうと思います。
 そういう意味で,行政当局の判断は非常に苦慮したのだろうと思いますし,女性の保護を優先しつつも環境問題を一度脇に置いてしまったことについては逡巡しているところもあるのだろうと思います。

 私はインドの文化や習慣等を良く理解しているわけではないので,どのような施策を講じることが効果的なのかは分かりませんが,少なくとも世の中には公共交通機関でもこのようなことがある国があるということを認識しなければならないのだろうと思いました。


 西武さんからFA宣言した野上さんですが,どうやら阪神は獲得を見送る方針のようです。
 その理由としては,大和さんの残留や新外国人の獲得に注力するためということのようです。

 私は,昨日は野上さんの獲得に尽力すべきではと書きましたが,いろいろと調べてみると,野上さんはBランクで,獲得すると人的補償を要することとなります。
 そうすると,人的補償を受けてまで獲得すべきかどうかという点が問題となりますが,阪神のプロテクトリストを検討すると,どうしても手放したくない選手がリストから漏れてしまいます。
 そう考えると,野上さんという実績ある投手は魅力的ではあるものの,人的補償という代償を払ってまで獲得するかといえばなかなか検討は難しかったというのが実情なように思います。

 ただ,この記事を見ていて思ったことは,もしも大和さん残留に注力するならば,もう少しそのような姿勢を見せてもいいのではないかということです。
 最近の金本監督の,ショートは打ててもらいたいという趣旨のコメントを見た時,暗に大和さんは不十分で,基本的にはサブ起用だといっているようにも見えました。
 実際阪神に残留すればサブ起用になることは濃厚なのでしょうが,これではより残留に関する可能性は下がってしまうだろうと思わざるを得ません。
 引き留めを考慮するならば,せめて大和さんに自身の必要性を喚起するような発言をしてもらいたかったものです。

 オリックスさんが,大和さんと極秘で入団交渉するという記事を見ましたが,これだけ新聞で出てしまうと極秘とは何だろうかと日本語の意味を考え直したくなるものです。
 ただ,私が見ている限り,オリックスさんがもっとも条件が良く,かつ現時点で大和さんを上回るセカンドショートがいないように思われるので,大和さんが怪我をしない限りはスタメン起用も確実視されていると見えますから,オリックスさん移籍の可能性が最も高いと思っています。
 もちろん残留してくれることがありがたいことですが,大和さんの判断は尊重されるべきですし,スタメンでの出場機会を目指しているのであればオリックスさんがもっともその希望に沿う球団に思えます。
 これまで阪神に貢献してくれた大和さんですから,どこに行っても応援はしたいと思っています。
 そして,大和さんが抜けてしまった時の心構えをした上で,来季はどのような構成で臨むのがよいかを改めて考えなければならないと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:54
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