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2018.05.20 Sunday
 こんばんは。


 今,連日世間を騒がせている騒動といえば日大のアメフトの件です。
 この問題が起こった日にはネット上で話題になっていましたが,これに火が付いたのはそれから数日経過したところでテレビが取り上げてからだと思います。
 テレビが数日経ってから日大問題に目を付けたきっかけなどはわかりませんが,初めてニュースなどでこれがとりあげられた当初に思ったことは,山口さんの問題について事務所を辞めるという形で収束の方向に至ったことから,次の話題をということだったように思えます。
 確かに,日大問題は,ちょうど山口さんが事務所を辞めるのと入れ替わる形で出てきたもので,基本的に弁解の余地の少ないものであって叩きやすいということもあって大きく取り上げることとなったのでしょう。

 その後,この問題が世間に出てから,一向に収束する見込みはなく,日々拡大する一方でした。
 その理由は,あのプレー自体が言語道断であることのほか,内田監督の試合直後のあのプレーを容認するかのようにもとれるコメント,内田監督の指示があったというチームメイトからの聞き取りによって生じた疑惑,大学ぐるみで事実関係を学生に押しつけようとしているという疑惑,試合直後から内田監督が公の場になかなか出て釈明をしなかったこと等が挙げられると思います。
 特に,被害者の学生が相当程度の傷を負い,これについて一方当事者側の関西学院大側が記者会見を行ったこと,日大側があくまで学生と内田監督の意思疎通の齟齬で通そうという姿勢を示してしまったことで,日大側の対応と大きく差が付いたように思われてしまい,より拍車をかける事態になってしまったと思います。

 そのため,内田監督は,昨日関西学院大側に謝罪に出向きましたが,そこでの記者に対する応答がさらに問題を拡大させることとなりました。
 その理由は,問題の根幹にある,誰の意図であのプレーに至ったのかという点が有耶無耶のままになってしまったからです。
 そればかりか,大学名の読み間違いや,ネクタイの色に至るまで,いろいろなところに目を向けられるようになる始末でした。

 個人的には,この騒動を見ていて,日大は,今年に発生した日馬富士さんの騒動や山口さんの騒動などから学習できていなかったと思いました。
 これらの騒動において共通する要素は,肝心な部分について言及しないまま小出しに判断を出し,問題を長期化させて,最悪の結果を招いてしまったということです。
 一度公になってしまった場合,多数の人が知りたい情報が知り得ない状態が継続すると,どんどん話題が拡大していく傾向があると思います。
 そして,小出しで処分や判断を出していくと,肝心な部分を隠しているのにその処分等は甘すぎるという批判が出てくることとなります。
 結果,行き着くところまでいってしまい,最後はもっとも重い結果に至らない限り事態が収束しないということになってしまいました。

 日大の件についても,結局世間の最大の関心事は,内田監督があのプレーの指示を学生に対して行ったのかどうかであり,事実関係はわからないものの,世間が考える納得するラインは,内田監督がプレーを学生に指示したたためにこのような事件が生じてしまったのだから辞任を含めた責任をとるべきということだったと思います。
 今回内田監督は辞任をすると述べられておりましたが,初めは8月いっぱいまでの指導自粛の申し出に止まっていて,それでは甘すぎるという声があってやむなくここに至ったのだろうと思います。
 もしも内田監督が,この騒動が公になった直後に全ての責任をとって監督辞任となっていれば,内田監督が日大の常務理事を務めていることなど誰も言及しないまま終わっていた可能性もあり,一段階甘い処分にしようとしたことで傷口を広げてしまったと思います。
 このことは,活動休止後にTOKIOに戻ろうと思っていたと述べてしまった山口さんを思い出します。

 また,内田監督が空港で立ち話で記者からの質問に応じた件についても問題だったと思います。
 記者が聞こうとすることは,誰があのプレーを指示したのかという点がもっとも多いことは誰が見てもわかることですから,それについて納得できる答えを用意して記者の前に現れるべきでした。
 しかし,後日文書で回答すると述べることに終始しており,当の本人が記憶を聞かれているのに答えないとなったことでより世間を煽ることとなってしまいました。
 この対応としては,全ての答えを準備した上で,関西学院大側が行ったように日大が内田監督同席の下で正式に記者会見を行い,その場で話をするとした方がよかったと思います。
 そのようにきっちりと段取りを準備して対応していれば,読み間違いやネクタイなどの論点など出なかったでしょうし,SNSでの噂等について内田監督が心外だと述べたことも一人歩きしなかったようにも思います。
 後日書面で回答するというのも,問題を無意味に長期化する原因になったと思いますし,関西学院大側が回答期限を設けたとしても回答期限内に回答すればよいのにと思ったりもしました。

 この手の問題は,早期決着を付けねば炎上が広がる一方というように思え,それは先の相撲関連や山口さん関連で学習できたこととも思えます。
 それだけに,今回の騒動がここまで拡大してしまっていることは,かの騒動を他人事と考えていたからのようにも思います。
 こればかりは私自身も他人事と考えているといつかとんでもないことになってしまうと身を引き締めねばと思う次第です。


 このところの阪神ですが,最悪と言っていいと思います。
 これまで,広島さんと読売という特定のチームには勝てなかったものの,その他のチームとはいい試合をできていたものの,今や全くそのようなわけにいかなくなりました。

 何が悪いといわれても,打てない,守れない,走れないということで,全てがよくなく,数少ないいいところを見つけて自分を鼓舞するのはかつて阪神暗黒時代にしていた私の習慣を思い出さざるを得なくなりました。
 そう思っていたところで,記事を見ていると,12試合連続一桁安打というのは20年ぶりだそうです。
 20年前といえば,1998年ですから,暗黒時代中期から後期にさしかかるところですから,まさに私がこの習慣を思い出すこともある意味当然のことと言えると思います。

 才木さんは,球はいいとは思うものの,制球等の問題があることはもともとわかっていた話で,残念ながら今日の試合を見る限りでは1軍レベルではありませんでした。
 素材は素晴らしいのですから,なんとか育成してもらいたいとは思いますが,当面1軍登板はなさそうです。

 ただ,才木さんを責めればいいかというと,こんなに点が取れないのですから,仮に才木さんが7回3失点に抑えたところで負けていました。
 才木さんが1軍レベルでないとすれば,野手全般的にそのように評価せざるを得ないと思います。
 しかも,守備についても問題であり,今日のロサリオさんについては打てないことよりも守備が酷かったことが心に残りました。

 こうなると,いったんどこまで落ちるのか見てみたいという自虐的な気持ちにもなってくるもので,今季についてはそれでもいいかもしれないとも思っています。
 ただ,そんな中でも藤浪さんだけは今季中のどこかで復活してもらわないと,来季にかける希望もなくなってしまいます。
 24日のヤクルト戦に登板予定ということですが,それは果たして藤浪さんの状態が改善してきたからなのでしょうか。
 先日の2軍戦登板の話を聞く限り,まだ問題は改善していないように思えるのですが,こうして中途半端に1軍戦に登板させることがいいことなのか,私はよくわかりません。

 とはいえ,暗黒時代でも阪神を見てきた私としては,どんなに何を言っても見捨てることはしないと思います。
 こんな状態でもどこかしら何かを見て楽しむこととしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:36
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