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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,カナダの失業率が下降したというものがあったので,取り上げてみました。

 カナダでは,11月の失業率が前月比0.2ポイント減の5.6%になり,1976年以来最低を記録したということでした。
 雇用の伸びは全体的に見られたものの,特にケベック州とアルバータ州で大きかったということでした。
カナダでは,10月17日に,娯楽目的での大麻使用が合法化されたということでした。
 分析によれば,大麻関連の就業者数が多く,前年同月比で266%増だったということでした。
 また,正規の大麻生産者の大部分がオンタリオ州に集中しており,大麻関連の雇用の大半がオンタリオ州だったということでした。

 大麻合法化によって,酒やタバコ等と並んで新たな娯楽が発生し,その関連事業に対して大きく投資がされたということでしょう。
 そこまで世の中で大麻が熱望されていたとは知りませんでしたが,大麻合法化の国もそれなりにありますし,やはり世の中には大麻を求める人がそれなりにいるということなのでしょう。

 このニュースを見ていると,大麻合法化によって新たな産業の出現により雇用が創出されたという,一見するといいことばかりのような話にも見えます。
 しかし,世の中にあるお金の量は限られているわけで,大麻関連事業にお金が集中的に費やされるならば,ほかの分野へのひずみも生じるのではないかと思います。
 例えば,大麻以外の娯楽産業の売上はどうなっているでしょうか。
 また,もしも大麻関連で事件等が生じた場合,その件数如何によっては観光客が減少したりすることもあろうかと思いますが,そういったこともあるかも知れません。
 物事には裏表がありますから,いいことばかり書いてある記事を見ていると,何となく大丈夫だろうかと勘ぐってしまします。

 日本でも大麻合法化を要望する人達がいることは聞いたことがありますが,それを実現できるかどうかを考える一つのケースとしてカナダがどのくらい成功するのかというのは大事だと思います。
 これによって,雇用が創出されたり,娯楽が増えたりするというメリットのほか,デメリットとしてどのようなものが浮き彫りになるのか,そのデメリットへの対策をしてまで導入するメリットがあるのかということを良く検証する必要があろうかと思います。


 阪神の補強ですが,西さんがFAで加わることとなり,ジョンソンさんも加入することとなりました。

 西さん獲得については,先発投手が一人増えるということで,純粋にありがたいと思います。
 今季は,メッセンジャーさんと秋山さん,岩貞さん,藤浪さんらで先発ローテーションを回す予定でしたが,不調やら怪我やらで思うとおりにいかず,結局うまくいきませんでした。
 どんなに計画的にやっていても怪我や不調は出てくるものですから,こればかりは仕方ないものの,それらが出てきた時に以下にリカバーできるのかが問題です。
 リカバーのもっとも重要な方法は代替要員を登場させることですが,その意味では先発投手は何人いても多いということはありません。
 特に,実績ある西さんであれば,私は大いに期待できると思います。
 西さんはまだ28歳ですし,当面の活躍も期待して良さそうだと思います。

 ただ,西さんは打たせてとる投手ですから,内野守備をもっとしっかりさせねばなりません。
 そのためには,少なくともそれなりに守備力の高いサード小山さんとショート北條さんが一年通して活躍することが重要だと思います。
 特に,ショート北條さんへの期待を強く持ちたいと思います。

 ジョンソンさんですが,データを見るに,四球の数が多いことから制球力はあまりよろしくないようですが,一方で奪三振数の多さを見ると空振りをとることは期待していいと思います。
 そうなると,調子がいい日は,制球もそこそこ決まってうまく抑えられそうですが,調子が悪い日は制球がばらばらでまとめようもないという感じになるのでしょうか。
 阪神残留が決定的になったドリスさんですが,同じく調子のいい日はまったく手がつけられないものの,調子が悪い日は制球が乱れて梅野さんでなければ球を捕れないだろうという感じですから,ジョンソンさんも系統はドリスさんと一緒ということでしょうか。
 そうなると,調子のいい方を抑えで,そうでない方を中継ぎで起用するという感じになるのかも知れませんが,できれば抑え投手は固定した方がいいでしょう。
 今季のドリスさんは,かなりの割合で走者に塁を埋められてしまっていましたから,実際の失点数よりも不安があるように思え,できればジョンソンさんが抑えをつとめてくれるとありがたいとは思っています。
 ただ,新外国人ばかりは当たり外れがありますから,今の段階でジョンソンさんに過剰な期待を寄せないようにしようと思います。

 こうなると,あと補強すべきは4番候補の右の大砲でしょう。
 これについては何人かリストアップされていますが,他球団が新外国人野手を続々と決めている中,まだ阪神では噂レベル以上の情報がありません。
 条件としては,パワー,そして外の変化球にもある程度対応できるというところであり,守備は若干目を瞑るかという感じでしょうか。
 ナバーロさんは残留したものの,大砲タイプではなくアベレージヒッタータイプですから,悪くはありませんが,残念ながらチーム構成からいえば物足りないというべきでしょう。
 敢えてロサリオさんとの契約を終わらせた以上,慎重に選んでもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:01
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