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 こんばんは。


 先日より医学部入試のあり方について色々と物議を醸していますが,今日は日大医学部の不当な入学取り扱いに関するものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,日大は,少なくとも3年前から,一般入試で,追加合格者を選ぶ際に,卒業生の親族あわせて18人をふとうに優先して入学させたことを認めて,謝罪したということでした。
 そのうち,去年と今年の入試で不合格とされた10人を追加合格にすることを明らかにしたということで,残り8人への対応は今後検討するということです。
 大学によると,同窓会から提供されたリストに基づいて,医学部長など数人で合格させる受験生を決めたということでした。
 大学は,卒業生の親族を優遇した理由を,入学意識が高く,医学部や付属病院の維持,発展に資する可能性が高いと判断したと説明したということでした。

 先日までの入試差別問題は,多浪と女子受験生が一律に差別的取り扱いを受けていたということでしたが,今回の日大の問題はこれとは一線を画するものだと思います。

 というのは,多浪と女子受験生を差別するというのは,ある意味一律の基準に基づいており,許されるものではないとしても一律の割合を当てはめるという意味で受験が機能していたと思います。
 また,差別を設けた理由も,将来大学の系列病院で働く戦力たり得るかということを考慮したということで,許されないにしてももっともらしい理由がありました。

 ところが,OBの親族を合格させるというのは,一律基準を適用していないことから,そもそも入試の意味がないように思えます。
 また,理由としても,大学が説明した入学意識や病院の維持発展への寄与もOBの親族だからというものでは納得できません。

 そう考えると,この日大医学部の入試問題は,他の医学部の入試問題とは一線を画するほどの重大な問題なのではないかと思います。

 この問題は,受験生に無駄な努力をさせたり,無駄な費用をかけさせたことを許したというだけでなく,入試への信頼も貶めたと思います。
 この問題を見て,世間は,このような入試制度が行われていた医学部に対して不信感を抱くと思いますが,特に日大医学部入試は試験結果がどの程度反映されたのかわからずにOB親族が入学できたということとなると,よりその不信が蔓延しそうです。
 大半の学生がそうではないのでしょうから,この件に関する調査結果についてはなるべく早期に,かつ具体的に公表した方がいいだろうと思いました。


 阪神は,今日ドリスさんと,来季の契約を締結しました。
 ドリスさんは,日本でプレーすることは自分の家に帰るような気分だと語っていました。

 ドリスさんは,非常に能力の高い選手で,調子のいい日は手がつけられないくらいの投球を見せるのですが,一方で調子の悪い日は制球が定まらず,梅野さんでなければ捕球できない球を投げたりします。
 それだけに,セーブ数は32と優秀で,防御率は2.85とそこまで悪いとはいわないものの,1勝7敗と,抑え投手としては抑え失敗も目立ちました。
 また,敗戦こそしなかったものの,走者を出して得点圏まで進められたという試合も多く見ました。
 来季のドリスさんに求めるものは,安定した制球だと思うので,このオフの間は,怪我をしないように,かつ安定した投球ができるように調整をしてもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:56
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