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2021.10.19 Tuesday
 こんばんは。


 今日は松坂さんの最終登板があったので、取り上げてみたいと思います。

 松坂さんと言えば、高校時代に圧倒的な投球を見せてくれて、とんでもない投手が出てきたと期待したものでした。
 そして、そのとんでもない投球のまま、プロでも1年目から存分に活躍し、満を持してメジャーに行きました。
 メジャーに行って2年は素晴らしい活躍をしましたが、WBCで活躍した後には怪我もあってなかなか活躍ができなくなっていってしまいました。
 そして、日本に帰ってくることになりましたが、結局活躍できずに本日最終登板となります。

 私は今でもあの甲子園の準決勝を覚えていますが、それだけ鮮烈な試合だったと思っています。
 あの時私も松坂さんのファンになり、そのままプロでも活躍してくれてより注目していったと思います。
 高校野球でも昔よりも今の方が速球の速度が出るようになり、当時の松坂さんよりも速い球を投げる投手は多く登場するようになりました。しかし、あれだけの活躍をできる投手はそう出てきていないことを考えると、投手の球というのは速さだけでなくキレやノビなどの要素がいかに重要なのかということを理解させられるものです。

 松坂さんの野球人生にはWBC周辺の時期の故障が大きく影響していると思いますが、日本にいたときから投球数が非常に多くなっており、そういったところも少なからず影響していたのではないかと思います。
 そのため、故障の直接的な原因はともかく、こういった投球数の蓄積が松坂さんの選手寿命に影響していたのではないかと思うと、メジャーに行かなかったとしても同時期くらいに故障があって、やはり同じ道をたどっていたのではないかというように思えます。
 これだけの選手を扱うのであれば、首脳陣もきちんと考えて起用しなければ宝を損なってしまうということをよく考えてもらうべきと改めて思いました。

 松坂さんは、最終成績が170勝108敗ということで、これだけの選手でも200勝には届かなかったかというのは大変残念に思います。
 やはり怪我がなければとは思いますし、本人もその点については色々と思うところもあったでしょう。
 それゆえに、これだけ現役生活を続けようとしてきたのでしょうが、今日の投球を見ていて残念ながらもはやプロのレベルではないと思いました。
 今日の投球は、速球が118キロ、コントロールもままならない状態で、本人も苦しみながら投げていたのだということが伝わり、これを見る限り引退しかなかったかと改めて思いました。

 引退を自ら選択できる選手は少ないですから、それを選択できた松坂さんは幸せだったろうと思います。
 本人は満足できてはいなかったと思うものの、それとは別にこれだけメジャーも含めて大舞台で活躍し続けてくれた選手はなかなかいませんから、改めて感謝したいと思います。
 本当にお疲れ様でした。


 今日の阪神ですが、ヤクルトさんに大勝して、ひとまず甲子園での胴上げを阻止することはできました。
 今日が出来過ぎなくらいの大勝ですから、こういう日の翌日は大振りになって貧打に陥るというのがよく見るケースなだけに心配もあります。
 ですが、今日の勝利の最も評価すべき点は、この局面でヤクルトさんから勝ち星を拾えたことであり、そのことは素直によくやったと褒め称えたいと思います。
 また、苦手の奥川さんを早々に降板させてから中継ぎ投手も攻略し続け、ヤクルトさんの投手陣に疲労を与えられたことも収穫ではないかと思います。
 ヤクルトさんは、その点を考慮して、3番手の大下さんに71球もの多くの球を投げさせて起用する投手数を減らしたのでしょうが、代わりに大下さんは疲労で当面登板できないでしょうから、その点の戦力を削る役割は果たせたのではないかと思います。
 さらにいえば、今日の試合は、ヤクルトさんの守備の時間が非常に長く、雨での中断もあってストレスも溜まる試合だったことから、野手陣にも多くの負担をかけることができたのではないかと思います。それが明日以降の試合につながってくれれば、阪神としては大きな収穫です。
 翻って、阪神側は勝ちパターンの岩崎さん、スアレスさんといった投手陣を温存できましたから、今日はその点でも大きかったと思います。

 阪神はもはや全勝するしかない状況ですが、今日の試合が今後の勝利の伏線になることを願いつつ、明日の勝利も確信しています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:38
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