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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、実験室内で培養したミニ脳にゲームをさせることに成功したというものがあったので、取り上げてみました。

 このミニ脳は、オーストラリアとイギリスの研究チームがペトリ皿の中で人間の脳細胞を培養したものということです。
 これに卓球ゲームの1人用モードをプレイさせることに成功したということでした。
 研究チームは、人間のiPS細胞から作成された細胞の塊を多数配置された微小電極の上で脳細胞として培養し、脳と機械が相互作用できるシステムを構築したということでした。
 そして、このシステムにゲームをさせたところ、わずか5分で遊び方を覚えたということでした。
 研究チームによると、現行のAIが同じことを学ぼうとすると90分はかかるそうです。

 この記事を見ていて、昔やったゲームであるフロントミッションを思い出しました。
 ネタバレが嫌な方はこの先を読まないでいただけばと思います。




 フロントミッションでは、戦場の兵士を捕らえて脳を抽出し、そこから高性能のコンピュータを製造して利益を上げようという展開がありました。
 今回の研究は、現行のAI技術よりも人間の脳を利用したものの方が高性能ということであれば、今後人間の脳細胞を用いて高性能の処理システムを作るという発想が出てくるのかもしれないと思いました。

 しかし、そのような技術については倫理的に大きな問題が生じるのではないかと思います。
 というのは、今回の技術については、コンピュータや機械と定義を異にするあくまで脳という有機物を相手にしたものと思われるからです。

 今回の脳はゲームを学習することができるものということですが、例えばその脳に自我や感情があるという場合、同じようにペトリ皿で培養して量産して人間の利便性のために一定の利用をしてよいものなのかという問題があると思います。
 今の段階では自我や感情はないと思われるものの、それは学習をしていないから身についていないだけであるとすれば、潜在的にそれらを発現する可能性があるものに対して果たして人間の利便性等のために利用してよいものだろうかと思うわけです。
 それは人体実験に近い構造を持つように思われ、倫理上の問題が生じるのではないかと思いました。

 個人的には、技術自体に善悪はないと思いますし、技術の発展については大いに望むところでもあるものの、今回の件について一足飛びに人間の脳を用いた実験をよしとしてよいものかというのは何とも言いがたいことと思いました。


 最近ネット上では、阪神に在籍していたサンズさんのサイン盗みについてにわかに盛り上がっています。
 これについては、正直言って状況証拠的なものしかなく、あったかもしれないともそうでないともどちらともいえないような感じであると思います。
 疑惑を払拭できるだけの材料はないものの、かといって確定的な証拠もないというものであり、かつ今後誰もその答えを示してくれることもないでしょうから、疑惑のまま終わってしまう問題ではないかと思います。
 個人的にはないと信じたいものの、結論を出すこともできないため、来季の活躍を見て判断するしかないということかと思います。
 とはいえ、来季は阪神にサンズさんはいないことから、もしもサンズさんが来季別の球団に所属した際には、この噂が嘘かどうかがわかるのではないかと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:31

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