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 こんばんは。

 昨日ノーヒットノーランを達成した日米野球で,今日も続くかと思いましたが,大変残念ながら先発の阪神藤浪さんと岩田さんがつかまってしまい負けてしまいました。
 まだまだメジャーはこんなものではないと思うのですが,それでもこれまで勝ち続けてきていただけに残念です。
 まあ,さすがに昨日の結果を見て,メジャーリーガー達も本気になったのでしょう。
 ただ,それでもこういう経験は大変貴重だと思いますし,特に若い藤浪さんはきっとこの経験を阪神に生かしてくれるのではないかと強く期待しております。

 さて,阪神は現在秋季キャンプ中ですが,期待される松田さんについて,チェンジアップを解禁したという記事を見たので取り上げて見ました。

 松田さんといえば,基本的にストレートとスライダーの二種類で押していく投手であるというイメージですが,15日の紅白戦ではチェンジアップを投げたそうです。
 チェンジアップは,以前は使っていたものの,これを長らく封印していたものですから,遂に解禁したということでしょう。

 このチェンジアップで,俊介さんと一二三さんから空振りをとれたということです。
 本人の弁としては,まだいいところに決まる確率は低いということですが,カウントを整えたところで空振りがとれたそうです。

 チェンジアップ解禁のきっかけは大野豊臨時コーチの勧めということですが,私はこのチェンジアップは歓迎したいと思います。
 松田さんのような直球に力のあるタイプの投手は,空振りのとれるいわゆる決め球を持てるかどうかでどれかけ活躍できるかが大きく左右されると思います。
 スライダーは空振りのとれる球種の一つではありますが,スライダーと直球の球速差は10キロ前後が一般的で,球速差でも幻惑できるとより効果的であろうと思います。
 その点,チェンジアップは,ストレートから見て大きな球速差があると思われ,打者から見てかなり球種を絞ることが難しくなるのではと期待されます。

 ある記事を見たところでは,松田さんは指の長さの関係でフォークボールを投げるのに適していないということですから,同じく沈む球であるチェンジアップはその意味でもよいのかなというように思います。

 問題は,実戦で使えるレベルということになると,コントロール,変化量,投球フォームがストレートと違いがどれだけ少ないかなどといろいろなハードルがあることです。
 その点,松田さんが封印していたというのは完成度がそこまで高くなかったということだと思いますし,松田さんがいうようにいいところに決まるコントロールにはまだ難があるということだと思いますし,実戦で使うにはまだまだなのでしょう。
 スライダーについても完成したとはまだ言えないと思いますし,その意味では一つ一つの球種を確実に固めていくべきという考え方もあるかも知れません。
 しかし,決め球になり得る球種で,かつ球速差のある球種ということであれば方向性は正しいと思いますし,早い段階でそういう選択肢があるということを対戦する打者に印象を刷り込めれば対戦が極めて有利になるように思います。
 特に,1イニングで勝負する中継ぎ投手は,空振りをとって三振にするということが大事になると思われ,その意味でもこのチェンジアップ挑戦は大きな意味があると思います。

 阪神は,一昔前は他球団からよい選手をとってきてチームを運営していたことから,出場選手に生え抜きが少なく,なおかつ高齢化しているという傾向が強いチームでした。
 今でも打者については生え抜きが少ない状況はあまり変わらないどころか,鳥谷さんが流出すればその傾向はより深まることとなります。
 しかし,近年,投手については,生え抜きの能見さん,岩田さんの他,若い藤浪さん,松田さんが出てきて,さらにドラ1の横山さんについても今のところいい話をよく聞くので,阪神若手投手陣は非常に期待できるのではと思っています。
 あとは,秋山さんや鶴さんなどの優秀な素材がもう少しきちんと投手として育ってくれればと思わずにはいられません。
 特に,鶴さんは野球センスが飛び抜けていると聞きますが,なぜか投手として大成しませんし,何とかそのセンスがうまく開花してもらえないものだろうかと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:50
 こんばんは。

 このところ,日米野球が催されており,本日3戦目が実施されましたが,何と3連勝しました。
 これで勝ち越しが決定し,日米野球の勝ち越しは1990年以来ということです。

 そればかりでなく,継投はあったもののノーヒットノーランを達成するという快挙を達成しました。
 日米野球のノーヒットノーランは,同じく1990年の第8試合でアメリカ代表が勝った試合以来ということでした。

 シーズンが終わった後のゲームであるということで,ある意味お祭り気分であることは否めませんし,これがメジャーの実力であるとは思いません。
 しかし,ノーヒットノーランは,どんな時でも達成は非常に難しいものですし,しかも仮に本気ではない相手であったとしても実力は十分な方々ですから,そんな方々相手にノーヒットノーランというのは快挙というほかありません。
 メジャーの実力は,試合を見てみると,その打撃や守備における身体能力の違いから明らかで,それを技術と努力で対抗するのが日本野球だと思っています。
 これまでの日本の勝利は,そんな強豪チームに対して,技術と努力で対抗してきた成果であり,それがそれなりに通用する,しかもノーヒットノーランを見せつけるとなると通用するどころではないということが分かります。
 そういうところを見ていると,普段見ている野球が非常にレベルの高いエンターテイメントであるということが再認識でき,私は非常に誇らしく喜ばしい気持ちになります。
 私が努力をしているというわけでもないのに,勝手に誇りを感じるのは図々しいとも思いますが,それでもそういう気持ちは感じずにはいられないのです。

 今日のノーヒットノーランの立役者は,先発で5回をパーフェクトに抑えた則本さんであることは疑いようもありません。
 今日の則本さんは非常に出来がすばらしく,本人も最高の出来と言うだけあって,ストレートがよく走っていました。
 また,カーブ,フォーク,カットボールも出来がよく,手が付けられない位の出来で,仮に本気のメジャーリーガーが相手だったとしても,これだけの投球をされてしまうとなかなか打てないのではないかと思います。

 2番手西さん,3番手牧田さんは,自分の見たところでは普段よりもとんでもなく出来がいいというほどではないと思いました。
 それでも調子なりによく抑えていたと思いますし,もともとの実力の高さが窺えました。
 4番手の西野さんは,可哀想なくらい緊張する場面だったと思いますが,よく無難に抑え込んだと思いました。

 牧田さんと西野さんは,二人とも緊張して吐きそうになったという話ですが,それは当然でしょう。
 結果大記録を達成できましたが,自分がその記録を途切れさせたら日本中のため息が自分に集中すると思うのは当然ですし,相当緊張したことでしょう。
 彼らが,前の投手がいっそ打たれてしまえばと思ったというのは,何とも人間らしい本音だと思います。

 今日の投球を見ていると,パリーグの投手の質の高さに感心させられます。
 阪神は例年交流戦でパリーグ相手にかなりの苦戦を強いられておりますが,こんな投手達を相手にしていたのかと改めて思うと,なかなか大変だと思いますし,こんな投手達と名勝負を繰り広げられるのは見ていて楽しいだろうなと思いました。

 打つ方もホームラン2本で4得点という理想的な形で,欲を言えばもう少し後半にも点を入れられればというところもありますが,メジャーリーガー相手にこれだけの点を入れられれば上出来でしょう。

 一方,本気ではないとはいえ,メジャーリーガー達はプライドを傷つけられたでしょうし,おそらく明日は今日以上に気持ちを入れてやってくるでしょう。
 明日の先発は藤浪さんということで,ある意味今日よりも相当苦労することになるだろうと思いますが,得られる貴重な経験を是非とも阪神に還元するべく頑張ってきてほしいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:07
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