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 こんばんは。

 元阪神の藤川さんが,昨日独立リーグの試合に先発しました。

 結果は4回5安打1失点という内容でした。
 投球の映像を見ましたが,あのフォームを見ると何となく昔を思い出して懐かしくなります。
 直球は最速146キロと,多少球速は落ちましたが,これだけ見るとまだ藤川さんはやれるのかもしれないと思えるかも知れません。
 ただ,正直言って現時点で日本のプロ野球で通用するかといえば難しいかと思います。
 外野まで運ばれる打球もありましたし,4イニングで三振2つと,明らかに球にキレがなかったということでしょう。
 全盛期は,明らかに高めのボールになる球でも空振りがとれていたことを思い出すと,やはりその衰えは顕著だろうと思います。

 直前までメジャーで投げるように調整していたのですから,調整不足での登板というわけではなさそうですし,これが手術の影響なのかどうかは分かりません。
 まだ34歳ですから,これから復活の余地はあると信じたいのですが,こういう藻掻く姿は少々辛いものがあります。
 あと1年か2年様子を見て,それから日本のプロ野球の舞台でまた活躍できるかを見極めなければならないでしょう。
 私は,全盛期を知っているだけに,何とか復活してもらいたいと思います。


 阪神は,昨日今日と勝ちを収めました。

 今日の勝ちは,藤浪さん,福留さん,狩野さんのお陰であろうと思います。

 まずは,6回5安打2失点に収めた藤浪さんです。
 今日の藤浪さんは,4回ノーアウト満塁から2失点して逆転を許すなど,あまりよい投球ができていたわけではありませんでした。
 しかし,悪い時は悪い時なりの投球ができており,それはエースの素質であろうと思います。
 調子のよい日に勝てるのは2流の投手の投球であり,調子の悪い日にこそそれなりにまとめて勝ちにつなげられる下地を作れるのが1流の投手だろうと思います。
 前も藤浪さんはあまりよい投球ではないといいつつもそれなりに投げられており,調子面では苦戦しつつもまとめられるようになっているのは嬉しい限りです。

 福留さんは,1点ビハインドで,点差が重くのしかかり始める後半の入り口6回で同点に変えてしまうホームランを放ってくれて,ほしい時に欲しい仕事をしてくれるという非常に優秀な働きを見せてくれました。
 今シーズンは,このような福留さんの働きに助けられた試合はかれこれ6や7ではないでしょう。
 去年の今頃,相当苦しんでいましたが,今年は西岡さんを怪我で欠き,外国人助っ人が調子を落とす中で,彼の働きなしでは今の阪神の地位はなかったであろうと思います。

 狩野さんは,代打で登場してタイムリー2ベースを打ち,まさに代打の神様と言える活躍でした。
 今の代打といえば関本さんですが,関本さんは四球をよく選ぶものの,打率がいまいち物足りないところだったので,狩野さんのような人が出てくると阪神の打撃陣が安定するように思います。

 その他,昨日はとうとうマートンさんのホームランも出て,そろそろ打線が調子を戻し始めたのではないかと思っています。
 また,先月までの阪神であれば,2点リードで終盤を迎えた際にはあっさり逆転されることもあったと思いますが,中継ぎ投手陣もなかなか仕事をしてくれていると思っています。

 これで阪神は,首位読売と0.5差まで来ました。
 得点6位,盗塁6位,失点1位,得点圏打率6位という酷さなのに,これだけの成績をあげられるのは,前もいいましたが,大敗と接戦での勝利を繰り返してきた結果と言えるでしょう。
 それはマネジメントの良さの問題とも思えますが,それでも非常に冷や冷やする展開の多いことも示していると思います。
 その冷や冷やをおもしろさと解釈できる分には良いのですが,なかなか安心して試合を見られないというのも困ったものです。

 また,阪神の今の地位は,ひとえに他球団が非常に調子が悪いことにも起因していると思います。
 他球団が交流戦で相当落ち込む中,阪神は五分程度に勝ち抜けたということが最大の要因だと思うのですが,特に横浜さんは交流戦で躓いてからなかなか復帰できずにいます。
 今のセリーグ各球団は基本的にどこもよくないため,野球としては面白味があるのかということは言われても仕方ないですが,それでも阪神はこの隙を突いていけるところまで行くしかないと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:33
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