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 こんばんは。

 今日の記事を見ていたら,数学が恐怖に関する神経回路を刺激しているという研究結果が発表されたというものがあったので取り上げてみました。

 この研究は,子供を対象に数学のテストを行い,その際の脳の様子を調べたということです。
 その検査の結果,数名の子供は明らかに脳が恐怖状態を表したということでした。
 その後,数学および恐怖症治療の両方の見識を持った指導員によって8週間のトレーニングを行った上で再度検査したところ,恐怖症状は少なくなるかまたは全くない状態にまで改善されたということで,数学恐怖症が治療できたということでした。
 恐怖症自体の原因は解明されていないそうですが,少なくとも実際に恐怖を感じていること,または適切な治療法により恐怖症が治癒できることはわかってきたそうです。
 数学恐怖症の治療方法は閉所恐怖症などの一般的な恐怖症の治療方法と同じだったということで,数学恐怖症もこれらの恐怖症と同じように脳が恐怖を感じているから起こる症状ということです。

 私は高校時代は数学は得意科目の一つで,特に恐怖症などはないと思うのですが,周りには数学恐怖症と思われる人は何人も知っています。
 あくまで弁護士等の法曹の仕事に関する私の個人的なをいえば,数学のできる人の方が法律学はできるように思います。
 それは,数学は公式を覚え,いくつかの公式を適切な状況に応じて選び,それを具体的な状況に当てはめるという作業が基本的なものですが,このような思考回路は法律学に非常に似通っていると思われるからです。
 また,数学の証明問題などは数学的思考だけでなく論理学的思考が重要になってくると思いますが,法律学は論理学的思考が非常に重要になってくるので,その基本も一致しているように思われるからです。
 私の大学時代の理系の友達が公務員試験を受けた際,法律学もあわせて勉強しなければならなかったのですが,彼らが言うには法律学は論理学的思考が非常に多いため,思ったよりもアレルギーがなくなじみやすかったということでした。
 その意味では,法律学の思考回路は論理学的なものが多く,理系の思考方式ににているのではないかと思っています。
 もちろん,法律学は文系である以上,数学を選択しない私立文系の人も多く,私立文系から法曹の道に進む人たちもかなりいますので,数学ができなければ法律学ができないということはないのですが,それでも数学ができた方が法律学になじみやすいのではというようには思っています。

 法律学だけでなく,学問の根底には論理学があることが多いように思われ,その意味では数学はあらゆる学問をやる際には非常に重要であろうと思っています。
 その意味では,数学恐怖症というものがあれば,それは学問を行うに当たって結構大きな障壁になるように思うのです。
 それがもしも恐怖症と同じく治療が可能ということであれば,それは非常に大きな発見のように思いました。
 私見のように,数学が多くの学問の根底にあるのだとすれば,数学ができるかどうかによって勉学ができるかどうかに大きな影響があると思いますし,これによって多くの勉強嫌いの子供達が救われるような気がしました。

 ただ,治療で何とかなると思ってしまうと,努力よりも治療に頼るようになってしまうのではという危惧感もあります。
 勉強については,ある一定以上の領域においては自分の意思で何とかしないといけないものであり,それを初めから第三者の治療など他人に脳を預けるような発想が出発点にあってしまえば,おそらくその人は進歩しないようにも思えます。
 ですから,治療できるかどうかは重要だと思いますが,一方でそれで何とかなるという幻想を世間に与えすぎないということも大事だろうと思いました。


 最近仕事が忙しく,プレミア12は結果だけ見て終わりなのですが,今日は知らないうちに負けてしまっていて,残念に思いました。
 結果を見ている限り,どうやら8回までは圧倒していたにもかかわらず,9回の則本さんが突如崩れて,そこからの流れを止められなかったように思いました。
 結局,この大会での日本の弱点は不安定な抑え投手だったと思いますが,それが最後の最後には負けという最悪の形で出てしまったのだろうと思います。
 一流選手をこれだけ連れてきたにもかかわらず,やはり抑えとして頼れる人材がいなかったことが非常に痛かったということでしょう。
 とりあえず,通常は働かない時期にこれだけがんばったのですから,純粋にお疲れ様といいたいです。

 抑え投手といえば,阪神の抑え投手である呉さんについては,まだ去就が不明です。
 いろいろなメジャー球団が興味を示しているようで,この雰囲気を見ているとどうやら流出してしまうのではと恐れています。
 その場合,阪神の抑え投手は誰がやるのか,全く困った話です。
 メジャーに行く直前の藤川さんは不安定さがあり,今の藤川さんが抑え投手になれるかというと実際見てみない限り不安というほかありません。
 福原さんや安藤さんも年齢の問題がありますし,歳内さんはもう少し実績がほしいところです。
 今年伸び悩んでしまった松田さんがこういうところで出てきてくれると大変ありがたく思うのですが,キャンプ情報をいろいろ見ていても松田さんの話題はあまりありませんし,結構心配しています。
 阪神の最大の問題は中継ぎ・抑えでしょうから,そこをどうするのか,ビジョンを見せてもらいたいものです。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:25
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