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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,CO2を使った発電機が開発されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この発電機では,火力発電で排出されたCO2を加圧し,取り扱い可能な温度に熱した超臨界状態のCO2を再びタービンに戻して発電するというものです。
 火力発電での蒸気タービンの回転のほかに,CO2によるタービン回転による発電ということのようです。
 この技術は,ネットパワーと東芝がテキサス州ヒューストンで建設中の発電所で導入されることが決まっているそうです。

 記事を見ただけでは全ての全容は分からないのですが,どうやら火力発電自体のCO2が減るという関係ではないようで,そこで生じたCO2も利用して発電を行うという機構のようです。
 この発電自体でCO2をなくすというわけではないようですが,CO2発電ができればそこでの発電分については石油や石炭,天然ガスなどを燃やす必要がなくなるので,結果的にはCO2排出量が減少するということなのかもしれません。
 その意味では,CO2排出量の減少に寄与する技術であろうと思われます。

 問題は,発電コストがどのくらいかかるのかという点でしょうか。
 記事を見る限り,CO2を加圧して,取り扱い可能な温度に熱した超臨界状態にするということですから,相当なエネルギーが必要になると思います。
 そして,その結果CO2をタービンに戻して回転させてできるエネルギーはどのくらいなのだろうか,その発電のためにかかるコストと火力で普通に石油等の燃料を用いて発電する場合に要するコストとどのくらい違うのかというのが問題でしょう。
 もしも低コスト化が実現できれば,CO2を排出する機構を持つ発電機等においてこの技術を採用することで大幅なコスト減が図られることになるため,技術の競争が始まると思います。
 現時点では,それが分からないため,今後この技術の開発が進み低コスト化が図られることで普及が検討されるということになるのでしょうか。

 CO2については,温暖化に関係がないなどと諸説あるようで,何が本当に正しいのかはいまいちよく分かりません。
 ただ,少なくとも環境に対して人間は害を及ぼすばかりではあるのだろうとは思います。
 この技術は,トータルでのCO2排出量を減少させることになっても,別の問題を起こす可能性もあり,この技術が果たしてよいことばかりなのかは何とも分かりません。
 ですが,技術自体に善悪はないですし,端的に新しい技術発展自体は楽しみでもあるので,その進展を興味深く見ていきたいと思います。


 阪神の鳥谷さんですが,昨日のヒットで,交流戦最多安打の304本目を打ったということでした。
 この記録は中日にいた和田さんがもっていましたが,鳥谷さんがこれに並んだ形となります。
 鳥谷さんは,もともと交流戦最多出場記録の306試合という記録をもっていましたが,安打数記録ももったことで一応2冠ということになりました。
 こういう記録に恵まれるのも,鳥谷さんが平均的によく活躍してきてくれたこと,そしてあまり怪我をせずに試合に出続けたことが影響しているのでしょう。
 昨年のショートでの出場の際には,連続フルイニング出場記録を継続させることは問題だと思いましたし,その記録を英断によって途切れさせたことは阪神にとってはよかったことだとは思っていますが,それでもこのように出続ける選手というのはチームとしてはどれだけ心強いかということを感じます。
 鳥谷さんは,ポジションこそ変わったものの,最近はまた打力に安定感が戻ってきまして,さらに四球での出塁も多いですから,本当にチームに必要な打者だと思います。
 先日は鼻骨骨折してしまい,果たして今後どれだけ出場ができるのか不安ではありましたが,今はフェイスガードもとって試合に出続けており,その安心感たるや計り知れないものがあります。
 金本監督のように,長く現役を続けるのかはまだ分かりませんが,できればその姿を見続けたいものです。

 明日からは,交流戦負けなしのオリックスさんとの3連戦があります。
 その次は,あのソフトバンクさんとの3連戦ということで,今週のカードが交流戦の山場だと思います。
 例年阪神は交流戦で低迷することが多いですが,今のところ2カード連続勝ち越しということで悪くない状態です。
 それが悪くないといえるかどうかは,これからの2カードのでき次第というところでしょう。
 明日の先発は秋山さんですが,秋山さんはオープン戦でオリックスさんに5回8失点と手ひどくやられているだけに,リベンジを誓っているようです。
 秋山さんは,オープン戦当時は例年の秋山さんだと思っていましたが,シーズンが始まってからはエースの活躍を見せてくれているので,今の秋山さんであれば十分対抗できるだろうと確信しています。
 交流戦負けなしのオリックスさんではありますが,阪神自慢の表ローテで勝ち越しを見せてくれることを期待しています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:29
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