Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,シンガポール政府が国家予算の余剰金を国民に支給することを決定したというものがあったので,取り上げてみました。

 シンガポール政府が支給対象としたのは,21歳以上の国民全員です。
 一人当たり300ドルの支給を決定したということで,その理由は年度予算が余ったからということです。
 余った年度予算は46億ドルということで,前年度は19億ドルだったことを考えると遙かに高額な余剰であるということです。
 シンガポールの平均月収は約32万円ということで,月収の約10分の1が支給されるため,国民は歓喜に湧いているそうです。

 この記事を見ていて,そもそも集めた税金が余るというのが素晴らしいと思いました。
 日本では赤字国債を発行して繋いでいるような繋いでいないような状況の予算編成を毎年行っており,今後どうなるのか見通しも立てられませんが,予算が余るというのは非常に健全な会計であるといえると思います。
 そのことは率直にうらやましいと思いますが,日本とシンガポールでは収入や支出の事情も異なるのでしょうし,一概に全てを理想というわけにもいかないでしょう。
 ただ,少なくとも,健全な予算配分の出来る余力とそれを実行できる首脳というのはやはりうらやましいでしょうか。

 日本の場合,仮に予算が余ったら,何とか年度内に使い切ることを考え,用途のわからない箱物やよくわからない投資に使ったりすると思うのですが,シンガポールは国民に還元しようというのが大したものだと思います。
 これをバラマキと見る向きもあるでしょうが,それでも国家が国民に還元しようという意識がある分やはり評価が高まるように思えます。
 バラマキといえば,かつて日本でも地域振興券などをばらまいたことがありましたが,あの時の日本財政は赤字でしたから,赤字の状態でバラマキをするのと余剰が出て還元するのでは話が違うため,同列で考えてはいけないでしょう。

 余剰を還元する場合,現金を支給する方法のほか,翌年の税金を減額する方法もあると思います。
 前者の方法を採る場合,支給までの事務の段取りの手間や振込手数料等のコストが大きくかかることが予想され,還元率でいえば後者の方が大きいと思います。
 一方,後者は,継続的に税金を支払うことが前提となっていますから,例えば税金を納める額が支給額より少ない人や,翌年までに亡くなってしまった人などは恩恵を受けられません。
 どちらがいいかというのは問題ですが,支持率的には即物的な支給の方が影響が大きいと思われ,私が政府の者であれば前者を選択する可能性が高いと思います。

 この件を踏まえて,翌年度の予算編成において,余剰がこれだけ出たことを前提に税金が下がる可能性もあり得るのだろうかとも思いますが,1年分で余剰が出ただけで既にできあがっている制度を変えることもないでしょうし,おそらく直ちに税金が安くなるということまではないでしょう。
 しかし,余剰が生じるくらいであれば少なくとも新しい税金を課せられる可能性は少ないのだろうと思いますし,やはり健全経営の国家はうらやましいということに尽きると思いました。


 今日の阪神ですが,昨日よりはまだましな試合展開だったものの,好投した岩田さんを見殺しにして,無得点で終了しました。
 特に,6回2アウトまで安打でいっていて,その次に登場した丸さんに一発を食らった以外はほぼ完璧というべき投球だっただけに,これで報われないのは打線がふがいなさ過ぎると思います。
 7安打も打ちながら無得点ということで,今季再三いってきたチャンスで打てる決定力ある打者がいないことがもっとも大きな問題だと改めて思いました。

 また,ナバーロさんに代打として森越さんを送るシーンは疑問を呈せざるを得ませんでした。
 しかも,森越さんは送りバントのためだけに登場し,その後の打者は2連続で,しかも2人の打者あわせてたった2球であっさり凡退して終わってしまったわけで,采配自体もまったく流れを読めていないと思いました。
 もっといえば,2人目の凡打を打った打者は島田さんでしたが,島田さんはまだ経験が浅く,決定機に決められるかわからないわけですから,ナバーロさんにバントのためだけの代打を出した以上,少なくとも島田さんにも代打を出すのだと思っていました。しかし,島田さんをそのまま打たせ,わずか1球で凡退となりました。
 金本采配については,1年目よりも投手起用等の面で随分よくなったと思っていましたが,やはり疑問の残る采配は多く,個人的には金本政権が続くにしてもヘッドコーチが代わらないと阪神はこのままでは采配で劣ることになると強く危惧しています。

 今週末にまた台風が来るそうで,阪神戦はまた中止になるのでしょう。
 今季の残り試合も少なくなったところで,今年はことごとく天候に勝てない年だと思いますが,天候以前に勝負にならなかった年でもあったと思います。
 去年も,来季こそチームを立て直してもらいたいといっていましたが,去年よりも今年がより深刻になり,阪神はどうなってしまうのかと心配でなりません。
 せめて残り試合はもう少し面白い試合を見せてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押していただけるとありがたいです。

阪神タイガースランキング
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:34
PAGE TOP