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 こんばんは。

 今日は昨日に引き続きクライマックスシリーズで広島さんと戦いましたが,激闘の末引き分けとなり,阪神はファイナルステージ進出を決めました。

 これについては率直に嬉しく思いますが,何ともやりきれないと思うのはやはり勝てなかったことでしょうか。

 投手陣は非常によく頑張ってくれました。
 特に,能見さんは,今年は粘りが利かずに1発を食らう場面が多く勝ち星に恵まれませんでしたが,今日は非常に粘り強く投げてくれました。
 圧巻だったのは7回1アウト満塁の状況から無失点で凌いだ場面でしょう。
 この場面では,もはや2失点までは覚悟していたのですが,能見さんはこれを何とか凌ぎきってくれて,これは流れを呼び込めるプレーなのではと思いました。
 能見さんはここまでかなり辛い思いをしてきたシーズンでしたから,これで多少は気が楽になったかも知れません。

 また,昨日に引き続いてよく頑張ってくれた呉さん,そして今シーズンは非常に多くの試合で投げてきた福原さんもよく踏ん張ってくれました。
 とにかく,昨日と今日は投手陣がよく仕事をしてくれたものだったので,その点では非常に満足しております。

 一方,打つ方はあまりよい仕事ができませんでした。
 もちろん広島さんの投手陣がよかったということはあるのですが,それにしてもこれだけ点が入らないとなると心配になるものです。
 11イニングでヒット7本は少ないかも知れませんが,それでも少なすぎるとは言いません。
 しかし,得点機に打てなければ何本打ったところで結果は変わらないわけで,そこができなかったのは昨日も申し上げたように流れを持ってこれる選手がいないからなのでしょうか。
 このままファイナルステージに突入するとなると,読売相手にきちんと打てるのかが非常に心配です。

 とはいえ,何を言ってもこれでファイナルステージ進出は間違いないわけで,こうしてみると広島さんとの0.5というゲーム差は果てしなく大きな差になったのだなと感心します。
 最後の広島さんとの直接対決で勝てたことの影響もありはしましたが,最後は読売の力で2位になったという他力本願だったと思うと,今回の引き分けで進出できたということも相俟って阪神はきちんと実力を発揮してこの地位にいるのだろうかという錯覚にもとらわれがちです。
 しかし,最後は他力本願でも,それまでのシーズンでコツコツと勝ちを重ねてきた結果が結実したのだと思えば,日頃のシーズンの重要性というものを改めて振り返る機会にもなります。

 いずれにせよ,進出は進出ですし,しかも今回の進出は阪神にとってはクライマックスシリーズ初のものなので,この機会を十分に堪能しない手はありません。
 打線に不安は残りますが,ここまで来たら調子のよい選手をガンガンぶつけて,どんな形でも勝利をつかんでもらいたいと思います。

 ちなみに,もう一方で催されたオリックスさんと日ハムさんの試合は,阪神広島戦の0対0というしょっぱい展開と対称的に非常に白熱した展開でした。
 今季引退の稲葉さんが活躍したと思えば,最後はT岡田さんのホームランでどんでん返しと,非常に好調で強いチーム同士の試合がやられたものだと思いました。
 現時点での率直な感想は,おそらくこのまま阪神が日本シリーズに進出したとしても,パリーグには勝てなさそうな雰囲気がするのですが,そこは調子の善し悪しの問題ということで,阪神が調子を上げていければと思います。
 問題は調子を上げるというのはどうすればいいのかという点ですが,これはもう分かりません。
 分かっていれば和田監督はとっくに実践しているでしょうし,こればかりは各選手の奮起を促すしかないのでしょう。
 ただ,阪神の選手達は,今の時期に野球ができるという幸せな状況を再認識してもらって,よりよい活躍をしてもらえるように強く期待したいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:02
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