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2014.10.14 Tuesday
 こんばんは。

 パリーグのクライマックスシリーズは,1勝1敗で昨日が台風で中止,今日がその決戦の日となりました。

 結果は日ハムさんの勝利で終わりましたが,この試合も阪神広島戦と同じく点がなかなか入らないストレスのたまる,緊張感あふれる展開であったと思います。
 しかし,その決まり方は,4番中田翔さんのホームランでした。

 なんというか,これぞ4番という活躍に,率直に羨ましく感じました。
 阪神は,これまで和製大砲に憧れ,私は濱中さんがそうなってくれると確信してきました。
 しかし,濱中さんは怪我で苦しみ,最終的にはトレードで他球団に行ってしまいました。
 その後も,何人か期待させる人は出ては来たものの,結局決定打はなく,今は外国人助っ人のゴメスさんに頼ることとなっております。
 ゴメスさんの活躍にほとんど不満はないのですが,阪神ほどの球団が自前で大砲を準備できないことについては以前から何とかできないものかと思っていました。

 それが,この中田翔さんの活躍を見ると,本当に羨ましくなります。
 彼のいいところは,決めてほしい時に決めてくれる決定力です。
 先日,福留さんのホームランで試合が決まった時にも言及しましたが,結局大量点で勝ってもそれは個々の選手の力というよりも流れに乗っかったという表現の方が正しく,本当に求められるのは流れがない時に作り出せる能力,もしくは流れがない時でも試合を決められる決定力です。
 中田翔さんも苦しむところは何度も見たことはありますが,それでもこのような短期決戦の舞台できちんと仕事ができる様を見ると,それは決定力のある打者だということだと思います。
 それだけに,そのような4番打者を持つ日ハムさんが素直に羨ましいと思いました。

 また,代打で登場した稲葉さんが,この点数があまり入らない試合できちんとタイムリーヒットを決めてくるところも大したものだと思いました。
 この選手が引退するというのですから,本当にもったいないことだと思わずにはいられません。
 結局点差を考えれば,ここで稲葉さんが仕事をしなければ負けていたわけですし,このように決めてくれる打者は貴重だと思います。
 ただ,プロで有り続けるのは肉体的精神的に非常に厳しいと思いますので,この年でここまでできる彼をむしろ楽にしてあげるべきなのかも知れないとも思いました。

 一方,オリックスさんですが,負けはしたものの,チャンスに後1本が出ていたら十分に勝てていた試合だっただけに,私は日ハムさんとの差をほとんど感じませんでした。
 投手力は互角だと思いますし,結局決定力を持つ打者の差が勝敗に出たということなのでしょうか。
 初回の1点だけを守りきる野球は精神的に非常にきついと思いますので,あと1点だけでも追加点が取れていたらと思うと悔やまれます。
 それでも,大変失礼ながら,Bクラスの多かったチームがここまですばらしい試合を見せてくれたということを考えれば,それは賞賛というほかないでしょう。
 できれば,阪神と関西同士での対決を見せてもらいたかったですが,それは阪神とお互い来年の楽しみとしたいと思います。

 さて,明日からはクライマックスシリーズファイナルステージということで,阪神は読売を叩きに行きます。
 現状の阪神を考えると,打つ方はあまり調子がよくないので,基本的に投手力でなるべく最少失点に抑え込んで,その上で少ない得点で勝利するというのが理想なのでしょうか。
 そうなると,明日の先発が予想される岩田さんの出来が相当大きなウエートを占めることとなりそうです。

 東京ドームはホームランが出やすいので,例年見られるような岩田さんの突然の乱調からの1発が出てしまうようなことになれば非常に厳しい展開になると思います。
 また,現在好調の福留さんですが,実は今シーズンの東京ドームの成績は極めて悪く,相性があまりよくないのかも知れないという消極的な情報もあります。
 しかし,ドームでホームランがでやすいということは阪神にとっても同じことだと思います。
 打ち合いの泥仕合は阪神に分が悪いのですが,それでも読売の選手は今年はそこまでよい調子ではないですし,どんな展開になっても仕事に徹してもらいたいと思います。
 明日の活躍に期待します。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:32
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