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 こんばんは。

 今日は日本シリーズ第4戦が開催されましたが,結果はタイトルの通り負けてしまいました。
 これでソフトバンクさんは日本一に王手となり,阪神は崖っぷちにたたされることとなりました。

 今日は,昨日の試合と異なり,阪神は何度も勝てるチャンスがありました。
 同じくらい,負けるピンチもありました。
 しかし,それらのチャンスとピンチはいずれも潰れ,最後の最後にホームランで終わるという展開でした。
 それだけに,野球としての見応えはありましたし,阪神は昨日よりはよい野球をしているというようには思います。

 しかし,あと1敗という崖っぷちの状況で,流れは完全にソフトバンクさんの手中にあり,この状況では明日日本一が決まってしまうのではないかと思っています。

 このように暗いことをいうのは,今日は流れを手にできる機会が何度もあったにもかかわらず,いずれも逃していたからです。
 例えば,初回の満塁の場面,ここで1点でもとっておけばこの試合は有利に進められたように思います。
 また,福留さんのタイムリーヒットも,結局福留さんの走塁ミスで同点止まりとなってしまいました。
 岩田さんは,7回裏の絶体絶命のピンチを自力でくぐり抜け,反撃の兆しを作ってくれましたが,その直後の攻撃は非常に淡泊に終わってしまいました。
 10回表の鳥谷さんのヒットで西岡さんはホームまで帰って来れませんでした。また,その次のバッターゴメスさんはゲッツーで終了してしまいました。
 その他にも,藤井さん,大和さんが得点圏にランナーがいる状態で何もできなかったなど,これだけの流れが動く状況がありながらそれをものにすることはできませんでした。

 以前から,私は,大事なものは決定力であり,点差のある時にいくら点をとってもそんなに意味はない,点がほしい時にとれるという存在が重要であるということをここで述べてきました。
 今回のシリーズでは,それに相当する選手は,鳥谷さん,ゴメスさん,福留さんというところだと思います。
 このうち,福留さんは,凡退はあるものの,それなりに決定力を見せてくれているように思います。
 しかし,特にゴメスさんは勝負弱く,大事なところでブレーキになってしまっていました。
 こればかりはどうこういって発生するものではないと思いますし,外野が何を注文つけたところで変わるものでもないのですが,それでもこの場面に来てこの勝負弱さは非常に辛いものがあります。

 今日の試合は,ソフトバンクさんの先発中田さんの状態が悪く,早々と投手が交代しましたし,イデホさんも途中交代,その後も何度もチャンスが訪れ,さらにサファテさんも出来がよくなかったですから,おそらく日本シリーズの流れを変える転換点になり得た試合だと思います。
 そして,この転換点で流れの切り替えができなかった以上,明日その転換点を再度迎えられるのかといわれれば疑問だと思います。

 案の定,明日は勝負をかけるしかない状況なので,中4日でメッセンジャーさんをつぎ込むしかなくなってしまいました。
 メッセンジャーさんはよい投手ですから,きっと締まった試合にしてくれるのだろうと思いますが,それでも今の決定力なき打線が果たしてメッセンジャーさんの抑え込んだ点数よりも多くの点を獲得できるのか,非常に疑問です。
 それでも,試合が終わるまでは勝ちを信じたいのですが,それだけ今日の試合は面白く,かつ転換点になり得たという意味では重い試合だったと思います。

 私は,阪神を離れても普通に野球が好きですが,面白い野球を数多く見たいという強い欲求があります。
 2位で終わった阪神が今も野球をできているのはご褒美みたいなものだと思いますし,今の時期も野球をこんなに楽しめること自体に幸せを見いだしているところではありますが,それでも1試合でも多くそんな野球を見ていたいのです。
 今年の阪神は,詰まるところ,打力で勝ってきたチームだと思います。
 それは,中継ぎ陣の問題があり,相対的に打力が注目されたということはあるとは思いますが,それでも勝ち上がる時はそれなりに打ってきたチームでした。
 もちろん,いい投手が出てくると手も足も出ず,昨日のようにふがいなさ過ぎる試合もそれなりにしてきたこともありました。
 ただ,追い詰められた最後の局面くらい,今年の阪神を締めくくれるような打線の力を見せてもらいたいと思います。
 私は,追い詰められた今こそ阪神らしい試合を見せてもらいたいと強く希望します。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:11
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