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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,アメリカの連続殺人容疑者逮捕の警察の記者会見で,手話通訳者の手話がでたらめだったというものがあったので,取り上げてみました。

 会見は11月29日に行われた者で,連続殺人容疑者を逮捕したという警察でのものでした。
 ここに手話通訳者として出てきた人は,警察に自ら希望したということで,会見中堂々とした態度で手話らしき動作をしていました。
 しかし,この手話はでたらめで,意味不明なものだったということでした。

 私も動画を見ましたが,大変堂々とそれっぽい手の動きをさせていて,手話を分かる人でないとこれが間違っているかは分からないものだと思いました。
 私は,仕事上外国人と話をするに当たって通訳者に同行してもらう時もありますが,本当にごく稀にこの通訳者はきちんと通訳してくれているのか疑問に思う時があります。
 例えば,相手が延々と話していて,通訳者と言葉を数度交わしているにもかかわらず,通訳が「違うといっています」というだけだったりすると,この人は正確に通訳しているのだろうかと疑問に思ったりもします。
 ですが,私が全く知らない言語の場合,その通訳内容が正確かどうかを検証する術もなく,ある意味信頼で成り立っているものだと思っています。
 それだけに,手話通訳がでたらめだったということについて,それっぽくやっていれば見抜くのは難しいのだろうなとしみじみ思います。

 でたらめな手話といえば,ネルソン・マンデラさんの追悼式のでたらめ手話をやっていた男を思い出しますが,今回の件もそれに近いものだと思います。
 やっている本人は,当然適当な手話をやっていると分かってやっているのでしょうが,果たしてこういう人達は何を目的にこのような振る舞いをするのだろうかとよく分からなくなります。
 目立ちたいということはあるのかもしれませんが,通常手話通訳者は裏方であり,そのものにスポットライトが当たるということは多くはなく,目立つといっても嘘だと発覚した時だけということになるのでしょう。
 そう思うと,嘘だと発覚したら公にでたらめをやらかした人として記憶されるだけでメリットがあるとは思えず,何を思ってこういった行いに出るのかは私にはよく分かりません。
 今後誰かが聞いたりするのだろうと思いますが,そこで納得できるような答えが出てくるのでしょうか。


 阪神の金本監督ですが,2年契約を終えて,新たに3年契約を締結していたということです。
 坂井オーナーが続投要請して,シーズン終了後に複数年契約を提示していたということでした。

 金本監督の2年間を振り返ると,序盤こそ采配に疑問を持たざるを得ない投手の酷使が大変多かったと思いますが,最近は投手交代や選手起用についてもずいぶんよくなってきたと思います。
 特に,昨季序盤の中継ぎ投手の回跨ぎの起用が頻繁に行われていたことを思い返すと,そのために怪我をしてしまったと思われるドリスさんを考えれば明らかに起用方法に問題があったように思います。

 また,若手を積極的に起用して,一軍を経験させてチーム戦力の底上げを図ろうとしており,そういった姿勢には大変好感が持てます。
 阪神は,長らく自前で打者を育成できていませんでしたが,金本政権になってからは高山さんや北條さん,原口さんが出てきただけでなく,中谷さんや糸原さん,大山さんと期待できる若手がどんどん出てきました。
 また,かねてからもう一皮むけてほしいと期待されていた俊介さんも今季はついに来たかと思えるような活躍をしてくれていて,二軍でそれなりに実績を残した選手はチャンスがもらえるという意味では金本政権の下で野手の活性化が図られたと言えると思います。

 一方で,金本政権の問題点は守備よりも打撃を重視した選手起用で,そのため大和さんが自身の弱点であった打撃をスイッチヒッターに転向して強化したとしても,将来有望株に成長するであろう糸原さんを起用してしまいました。
 そのように,努力した選手の起用よりも有望な能力を持つ選手を伸ばす方に注力していたように思われ,大和さんが阪神を離れるという結果につながってしまったのではないかというように思えます。
 また,打撃を伸ばしたい選手を積極的に起用したため,守備陣が極めて手薄になり,今季序盤などはこのエラーの数でプロ球団としてどうなのかという事態に陥ることとなりました。

 いろいろと考えると,問題点は挙げられるものの,それでもチーム戦力の底上げが図れたという点ではこの2年は非常に大きかったと思います。
 チームの長期的視点を考えると自前で選手を育成できる方が戦力が遙かに安定しますし,一時期外様ばかりだった阪神の体制は金本政権の長期的視点から見たチーム作りのために安定する方向に行っているとは思います。
 そして,金本政権の目的の実現のためには長期政権になるべきであり,そのためには3年契約というのは基本的にはいいことだろうと思います。

 金本監督に求める来季の課題は,とにかく守備力と投手起用でしょうか。
 打力等は選手の能力によるため監督に責任を問うのは酷だとは思いますが,守備力と投手起用は監督の責任だと思うので,この辺りは本当に来季はよくよく頑張ってもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 22:23
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