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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,仙台高裁が,裁判所の庁舎内の出入り口に金属探知機を導入することとしたというものがあったので,取り上げてみました。

 今年6月,法廷内で,保釈中の被告人が刃物で傍聴席にいた警察官2人を斬りつけたという事件が起きました。
 これを受けて,仙台高裁は,地裁や高裁等が入る合同庁舎の出入り口に,ゲート式金属探知機による所持品検査を来年1月15日から実施すると発表しました。
 出入り口4箇所のうち2箇所に金属探知機を1台ずつ(計約92万円)を設置し,残りは閉鎖するということです。
 手荷物検査の迅速化のため,来年度にX線検査機を1台導入する予定ということです。
 金属探知機などを設置するのは,東京や福岡などの地裁高裁に続いて4箇所目ということです。
 保釈中や在宅起訴で身柄が拘束されていない被告人の所持品検査を出入り口以外の場所で再度行うかどうかは裁判長や裁判官の判断で決めるということです。

 私が初めて行った裁判所は金属探知機のないところだったので,初めて東京地裁に行った時にはさすが東京は厳重なものだと思ったものでした。
 ただ,よくよく考えれば,手荷物検査を実施しない裁判所は,ある意味で人間の善意によって運営されていたというようにも考えられると思います。
 裁判では,一方が勝つということは,もう一方は負けるということで,不利な判断をされた人にとっては感情的になってしまう可能性もなくはないわけで,ある意味他の場所よりも危険はあるところなのかもしれません。
 とはいえ,裁判所での暴行事件はほとんど起きていないことを考えれば,その善意での運用というものが現時点ではそれなりにうまくいっているということなのでしょうか。

 今年発生した仙台地裁の法廷内での傷害事件は非常に大きな問題だったと思いますが,それだけに仙台地裁において金属探知機導入は致し方ないでしょう。
 出入り口のうち半分が封鎖されてしまうということで,これまで封鎖されてしまう出入り口を利用していた人にしてみれば利便性を欠くことになるでしょう。
 事件があってから金属探知機導入まで半年が過ぎており,危機的自体があった割には割と悠長な対応だというようにも思いますが,一方で金属探知機導入となればお金がかかりますから,お役所としては予算の使い方の問題もあったかもしれません。
 また,東京地裁がそうですが,法曹関係者入口と一般入口が分かれており,仙台地裁もそのような運用とするならば,入口と出口も改装しなければならず,直ちに導入というわけにはいかなかったのかもしれません。

 今後一般の方が庁舎に入る時には,金属探知機と手荷物検査を通過しなければなりませんから,入るにはやや時間がかかるのでしょう。
 特に,来年導入予定のX線検査機は1台ということですから,手荷物検査は一人ずつ行われるのでしょうし,結構な時間が見込まれそうです。
 こういった事態が不要なのが理想なのでしょうが,事件があった以上は仕方ないのでしょう。
 ですが,一度こういう体制がとられてしまえば,今後この体制が取りやめられるということはよほどのことがない限りはないでしょうし,やはり多くの裁判所に広まらない方がいいのかもしれません。
 とはいえ,この体制を導入するにはお金がかかりますから,多くの裁判所で導入するには相当時間がかかることでしょう。


 今日の記事を見ていたら,阪神が台湾プロ野球の王柏融さんの来オフ獲得を企図しているという記事を見ました。

 王さんといえば,2年連続打率4割をマークしている強打者です。
 ポジションは外野なので,ロサリオさんともバッティングせず,同じチームにいても両立が可能となります。
 阪神は長らく打力不足に悩んでおり,それを打開する材料としては王さん獲得は非常に魅力的なものだと思います。

 一方で,王さんを獲得した場合,誰が外野から落ちるのかが問題となるでしょう。
 現在,糸井さんと福留さんは休み休み起用される予定で,高山さん,中谷さん,俊介さん,江越さんらが後釜を狙っているところです。
 糸井さんと福留さんが休み休みというところで若手にもチャンスがありそうですが,そこに王さんがやってくると伸びてきた若手の育成が止まってしまうのではと懸念があります。
 外国人助っ人選手はいつまでもいるわけではないですから,長期的なチーム戦力の底上げを目指すならば若手育成の方が価値があると思われ,その意味ではファーストの場合は外国人に任せると割り切れても,外野は果たしてどうしようかと悩むところです。

 また,外国人枠の問題もあります。
 現在はメッセンジャーさん,ロサリオさん,マテオさん,ドリスさんの4人が枠を埋めることになる見込みですが,再来季ではメッセンジャーさんが日本人扱いとなるため,1枠あくことになります。
 その枠に王さんを当てはめるという考えもありますが,一方で今オフ獲得した呂さんが育成されて先発ローテーションの一角を担う計画もあるので,そのどちらがよいかという問題もあります。

 さらに,王さんが日本の投手に対応できるかという問題もあります。
 良く聞く話で,台湾にはよい左腕が少ないため,王さんがいかに台湾で素晴らしい成績を上げていても,日本の制球力ある左投手に対応できるかは未知数ということも考えられます。
 そうすると,いざ獲得して対応できないとなれば,非常に大きな問題でしょう。

 どうやらソフトバンクさんや読売なども獲得を企図しているようで,阪神が希望しても他球団が獲得してしまうこともあり得ます。
 ですから,皮算用もいいところなのですが,それでもこういった話は議論が起こるだけ楽しみというものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
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