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 こんばんは。


 名探偵コナンといえば,子供から人気の漫画ですが,ずっと漫画が連載され,アニメも非常に好評で,毎年映画も上映されています。
 私は,この作品の第1回がサンデーで連載開始した時から見ており,今でも続いているというのは,ある意味感心するとともに,止め時を完全に逸してしまったなというようにも思っています。

 推理自体はそれなりに練られていたものもありましたが,結構がばがばで,犯人側もずいぶん無理をしているなと思ったり,こんな動機で殺されたらたまらないと思ったものもずいぶんありました。
 ですが,それも長期連載をしているがために生じるものであり,クオリティが常に一定だと考えるのは酷だと思います。
 とはいえ,子供が推理ものの間口として読むには非常に入って行きやすく,説明もわかりやすいので,いい年した大人があれこれ言うこと自体が間違っていると思っています。
 いずれにせよ,こんな論評するくらいですから,私もそれなりに楽しませてもらっているのは間違いありません。

 この作品といえば,黒の組織という謎の集団が暗躍していて,最終的に主人公がこの組織と対峙していく様が描かれるのだろうと思っています。
 ただ,黒の組織が話の中に出てくるものはそこまで多くはなく,そのためになかなか物語が進展しませんでした。
 また,たまに出てくる黒の組織ですが,裏切り者やスパイだらけで,かつスパイなどがいなくなると人数的にも組織が回らないのではと心配になるくらいの人材不足を感じてしまいます。
 それでも若返らせる薬を開発するなど,技術力は最先端のものがあり,裏切り者やスパイだらけでも少数精鋭といった構成なのだろうと思われます。

 そんな黒の組織のトップである「あの方」が誰なのかというのは,この十年以上ずっと話題に上がっていました。
 それが,ついに今週のサンデーで明らかになりました。
 ここではそのネタバレは一切しませんが,正直言ってこの正体を聞いた時の第一声は「誰だ?」でした。
 私はコナンをそれなりに読んでいたつもりだったのですが,正直言って思い当たらず,直ちにネットで調べてみて,「そういえばこういう人がいた」という感想を持ちました。

 「あの方」の正体については,ずっと作中でも引っ張られてきていて,皆の予想合戦がどんどん加熱していってしまっていましたが,こうなると誰が正体だったとしても批判は少なからずあったことでしょう。
 それだけに,私は別にあの方の正体がこの人だったことについて殊更批判的なことはいいたくはありません。
 ただ,できれば推理小説にありがちな,身近な意外な人物があの方であったという展開であってほしかったなという気持ちはあります。
 また,これだけの長期連載で,かつ推理ものという頭を使う作品の性質上,伏線がちりばめられ,それを一本の線に繋いだらまさかあの人物がという意外性と爽快感が得られていたらどんなに良かっただろうかと過剰な期待をしてしまっていたことも事実です。
 特に,10年以上も引っ張ってきたとなると,同じような期待を持った人も数多くいたと思われ,この答え合わせに手を打った人がどれだけいたのかは何ともいいがたいものがあります。

 とはいえ,青山先生は今週のサンデーをもって長期休載に入ったものの,休載前の正体を明かすという仕事をしてくれまして,読者側としてはある意味すっきりさせてくれたという思いはあります。
 盛り上げるだけ盛り上げて結局は何もしないという作品も色々とある中で,きちんと仕事をしてくれたというようにも思え,私としてはその姿勢は高く評価したいと思います。
 特に,1月から連載が再開するHUNTER×HUNTERなど,休載前にはいろいろと人と伏線をばらまいて風呂敷を広げるだけ広げてからお預けという行いをしており,青山先生のこのような姿勢をよく冨樫先生は見習って,せめて今度はきりのいいところまで連載をしてもらえないだろうかと懇願したくなるものです。

 いずれにせよ,あの方の正体が判明したこれからは連載後半に突入するということになるのだと思います。
 連載開始後は,おそらくこれまで通り,黒の組織関連のほかに一般的な殺人事件(これが発生する時点で非常におかしなことなのですが。)もあるのでしょうし,簡単には終局的な局面に到達するわけではないのだろうと思います。
 ですが,物語は畳まれに入るのでしょうから,少なくとも10年後も続いているかどうかは分かりません。
 ただ,工藤新一は「平成のホームズ」という二つ名で呼ばれていますが,その平成も終わりが見えてきてしまい,工藤新一自体が古い時代の人になりかねない時代が近づきつつあります。
 コナンは,作中で,携帯型ファックスから携帯電話,スマホと小道具を変遷させていますが,このままでは二つ名すら変遷させなければならない自体となりかねません。
 そうすると,平成のホームズという二つ名があることを考えれば,平成が終わった後にも長々と連載をすることはやややりづらいのではと想像したりします。
 揚げ足をとるようではありますが,これから綺麗に終局に向かっていって,満足のいく作品に仕上げていってくれればとてもうれしいです。


 阪神の球団本部長が,今季の補強について,ロサリオさんの獲得で終了だと明言したそうです。

 今季のドラフト以外の補強は,投手の呂さん,モレノさん,尾仲さん,野手の山崎さん,ロサリオさんの獲得まででした。
 大和さんを失ったところで,守備を補強し,メッセンジャーさんが日本人扱いとなったときに備えて外国人投手の育成を視野に入れ,右の長距離砲を獲得したということで,基本的にこの補強で私も大方よしと考えています。
 ショートなどのポジションがまだ決まっていないということについていくつかの不安はあるものの,そこは競争が生まれていい選手が這い上がってくると期待したいと思います。

 大和さんの移籍した横浜さんですが,ラミレス監督がショートは9番倉本さんという方向の話をしたということでした。
 私が横浜さんの監督だった場合,倉本さんを育成したいという気持ちは非常に分かりますが,そうするとわざわざ人的補償の代償まで払った大和さんはショートを守らない方向になるのでしょうか。
 そうなると,大和さんはセカンド起用になるのかもしれませんが,柴田さんを外してセカンド起用というのはいいことなのかと疑問に思います。
 そうすると,結局大和さんは控えなのかもしれず,そうであれば阪神にいた時と同じなのではと思ったりもします。
 もちろん自分にあった環境で実力を発揮することはいいことなのですが,ショート倉本さんについて今監督が言及するのはいかがなものかと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:22
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