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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,日本のレース鳩がカナダで保護されたというものを見ました。

 この鳩は,日本を飛び立った後,嵐に巻き込まれるなどの理由で方向を見失い,そのまま飛び続けて最終的にカナダに降り立ったのではといわれています。
 太平洋を飛んでいる途中は貨物船などで羽を休めていたのではといわれていますが,それでも一般的な鳩の飛行距離は650キロメートル程度で,この鳩の飛行距離が8000キロメートルに及ぶのですから,やはりとんでもないことなのだと思います。

 鳩は,見つかった際には消耗してやせ細っていたそうですが,保護センターで手当を受けて健康を回復させたということでした。

 脚輪に電話番号があったので,日本の飼い主に連絡を取ったものの,飼い主は鳩を日本まで輸送する費用の支払いに難色を示したということでした。
 そこで,地元の鳩レース協会が引き取りを申し出,雌の鳩と交配させて子孫を残させようと考えているそうです。

 このニュースを見て,渡り鳥のような鳩の活躍に何となく思うところがありました。
 帰巣本能など色々と言われておりますが,それがどこで狂ってしまったのかは分からないものの,迷ったなりに飛び続けた鳩の精神的な強さは目を見張るものがあると思います。
 単独飛行で海を飛んでいる時には,どのくらい諦めようと思ったのだろうかと想像しますが,それともこれは私の考えすぎで,鳩は単純に自分の生命を維持しようと頑張り続けただけなのかもしれません。
 それでも,大したものだと純粋に思います。

 ところで,この引き取りに難色を示した飼い主ですが,私が飼い主の立場ならば輸送費用次第では理解できなくもありません。
 もしこれが数千円のレベルであれば,こんな能力を秘めた鳩を手元に置いておきたいと思うところです。
 しかし,飼い主は,この鳩は死んでしまったと思っていたでしょうし,そのケージを別の鳩に割り当てていたかもしれず,そこでさらに相当高額な費用をかけて帰ってこさせるというのは抵抗があったのかもしれません。
 もちろん,お金ではなく鳩への愛情という考えも一方であるでしょうし,そこは個人の事情なので何ともいいがたいところです。
 ただ,カナダでこの鳩が一定の評価を受けて珍重されたという話を聞くと,カナダで今後は暮らした方が鳩のためになるのかなという気もします。

 ひとまず,もし今後この鳩の子孫の話が出てきた時には,今回のことを思い出すことにしましょう。


 今日の阪神は,能見さんのおかげでようやく勝ちを拾うことができました。
 9回の新井良太さんのホームランは見事ではありますが,今日のように投手がしっかりと仕事をした試合で敗戦したとなればむしろそのダメージは大変大きいでしょうし,今日の勝利はむしろ安堵という方が表現として正しいように思います。
 ただ,今日はエースがしっかり抑えてくれましたが,明日もそうなるとは限らないので,またまた打線の奮起を期待したいものです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:22
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