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 こんばんは。

 今朝起きてみたら,ワールドカップの準決勝で,ブラジルがドイツに7対1という圧倒的スコアで大敗したというニュースを見て驚かされました。

 ブラジル,ドイツはともに強豪国なので,互角の試合になるだろうと思っていました。
 ブラジルは怪我でネイマールさんを,チアゴシウバさんを累積レッドで欠いていましたが,事前情報ではドイツの選手のうちインフルエンザでダウンした方もいたというものもあり,その意味でもそこまでの戦力差が生まれるとは考えていませんでした。
 しかし,結果を見ると,前半30分のうちに立て続けに点をとられ,完全に試合を決められてしまいました。
 最後に1点を返して意地を見せたものの,これでは選手はもちろんのことファンも到底納得できるものではなかったでしょう。

 色々な記事を見ていると,ブラジルの熱狂的なファンはやはり相当不満だったようで,サポーター同士で喧嘩をしたり,運行中のバスを止めて放火するという事件が少なくとも7件発生し,バス会社の車庫内のバスも20台程度が放火にあったり,ブラジル国旗が焼かれたり,大暴動が起こって治安部隊が催涙弾で鎮圧したりと大騒ぎだったようです。
 阪神暗黒時代を見てきた私としては,序盤の圧倒的スコアでの敗北という絶望感を幾度となく経験してきただけに,その気持ちは痛いほどよく分かります。
 ある阪神ファンは,8点までは許容範囲という非常に懐の深い発言をしていましたが,野球とサッカーは違うものとはいえ,今回の7失点も一応許容範囲のうちなのでしょうか。
 ある意味自虐的に見る向きもあるでしょうが,結局のところ私はそこまでの実力差があるかというよりも,点差が相当開いてしまった途中から気持ちを折られてしまったのではないかというように思うのです。
 試合のダイジェストはネットで見ましたが,ある点を入れられたシーンでは,ブラジルの守備側があっさりとドイツの攻撃側にボールを取られてそのまま失点するというところがありました。
 おそらく本来はそのようなことはあまり起こりえないのでしょうが,途中で気持ちが切れてしまったのかも知れませんし,これだけの大会になると仕方ないとはいいづらいものの理解できなくはないという心情です。

 一方,ドイツの得点シーンを見ましたが,これがパスサッカーなのかというものを見せてくれたように思います。
 今大会を見ていて,カウンター速攻からストライカーが点をとるというシーンをよく見ていたように思います。
 ドイツのサッカーは,ストライカーも点をとりますが,ゴール前でも冷静にパスを回し,かつパスを受け取る方も守備をうまく外してゴールまでのラインが見える位置取りをしてシュートを決めるという非常にすばらしいとしかいいようにないものでした。
 今後の日本の課題としてエースストライカーの誕生の期待というものがありましたが,これを見ているとそのような可能性に賭けるよりも確実なパスサッカーの確立の方が可能性が高いのかな等と思ったりしました。
 しかし,私はサッカーについてはほぼ詳しくはないので,そのようなパスサッカーの確立自体がどれだけ困難なのか,本当に可能性が高いのかなど分かっておらず,的外れなことをいっていたとすればここでお詫びします。
 いずれにせよ,ドイツのサッカーはいいものを見せてくれたと思いました。

 ドイツのストライカーといえば,まずはミュラーさんが上がりますが,とりあえずゴールを決めたクローゼさんにも注目しています。
 クローゼさんといえば,日韓大会の時に大いに活躍され,その時もワールドカップで因縁のブラジルと対戦して敗北してしまっただけに,今回はその借りを遂に返せたということなのでしょう。
 クローゼさんは,ワールドカップ得点の新記録を樹立され,しかもそれを日韓大会で負けたブラジルのロナウドさんを超える形で実現したのですから,特に喜ばしいと思っていることでしょう。
 ワールドカップにこれだけ呼ばれ続けるというのは,それだけ偉大な選手なのだろうなと思います。

 ワールドカップも遂に終盤に入り,何となく寂しい思いもあり,日本が敗退して以降世間で取り上げられる数が激減したことも寂しい思いがありますが,それでもここから楽しまないともったいないと思うので,もっと楽しませてもらえたらと思っています。


 今日の阪神は,最後のところは極めて危ない展開でしたが勝利し,見事7連勝を飾りました。
 連勝の要因は,締まってきた投手陣と打線の活況でしょう。
 特に,打線については,27イニング連続安打という日本記録を達成し,一時が嘘のように非常に好調です。

 打線活況の要因は,マートンさん,梅野さん,福留さんでしょうか。
 福留さんに対しては,私もここで散々悪いことばかりいっていたので,掌を返すようで大変恐縮ですが,ごめんなさいと素直にいわせて頂きたいと思います。
 一方,マートンさんもよく打ち始めましたが,マートンさんについては好不調の波が非常に激しいので,ここから多少先はそれなりに打つとは思うものの,8月中旬くらいにはまた不調の波が来てしまうのではないかと恐れていたりしています。
 ですが,例年8・9月は非常に調子の悪い阪神ですから,今のうちにもっと勝ち星を増やしておかねばなりません。
 特に,今は,2位広島さんとのゲーム差が遂に0になり,一時は4位で借金生活などとやっていたのですから,もっともっと勝っておかないと優勝などということはできないでしょう。

 不安があるとすると,やはり抑えの呉さんでしょうか。
 彼は,今日もあと1本出たら同点かという場面までいってから抑え込みましたが,何とも安定感を感じづらいように思います。
 今日はストレート,カットボール,シュートを使用していましたが,私の見立てでは打者は変化球にあわせてこられているように見え,もしかしたら変化球はあわせやすかったりするのかなと思ったりしています。
 もしもそうだとすると,今後の対策を入念に練らないと危ない展開も来てしまうのではと心配していて,よくよく分析をしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:43
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