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 こんばんは。

 先日岡山県で小学校5年生の女児が誘拐され,その後無事発見された事件がありました。
 最近特に誘拐関連の事件についてよく耳にするので,そんな中無事に発見されて本当によかったと思うとともに,犯人においては罪を償ってもらいたいと思っています。

 そんな中,犯人については,逮捕後から色々な報道が飛び交っております。
 その一例としては
・逮捕時,警察に対して女児を「自分の妻です」と紹介した。
・部屋にはアニメのポスターがたくさん貼ってあった。
・自分好みに育てて結婚するつもりであった。
というものがあると思います。

 このうち,一番下のものに関連して,一つの記事を見ました。
 その記事は,

 犯人は動機についてはっきりとした供述はしていないが,自宅に美少女アニメのポスターが壁一面に貼られており,警察は犯人が自分好みのイメージ通りの女の子に育てるつもりだったと見ている

というものでした。

 この記事は,これまでのニュースとは決定的に違います。
 すなわち,これまでのニュースでは,あたかも犯人が,女児を自分の理想の結婚相手に育てるつもりで誘拐したというものですが,この記事では前述の動機とされている点は警察の推測であるということなのです。

 私はこのどちらが正しいのかは分かりませんが,もしも上記の記事が正しいとすれば,それは犯人について正しく報道がされていないこととなります。
 今年は奇っ怪な事件が立て続けに起き,報道では今回の犯人は非常に特異性な人間であるというように表現をしているところですが,その一環としてもしも警察の報道発表と異なる報道をしているとすれば,それはいたずらに犯人の名誉を傷つけるだけなのではないかと思います。

 もちろん,このような犯罪を犯した人の名誉などという考え方はあると思います。
 しかし,私としては,行ったことに対する罪は償ってほしいと思うものの,行った行為以上の責任を負わされることは避けるべきと思い,その点もしも誤った報道をしているのであれば早々に正して頂く必要があると思いました。
 とかく,このような報道の一人歩きというものの怖さを感じました。

 ちなみに,警察が結婚目的での誘拐としたい一つの理由としては,刑法上の犯罪類型に問題があると思います。
 すなわち,今回の誘拐が単純に攫っただけということであれば未成年者略取という犯罪になりますが,もしもわいせつ目的や結婚目的での誘拐であればわいせつ目的略取,結婚目的略取という未成年者略取よりも一段刑の重い犯罪となります。
 今回は幸いにしてわいせつ関係は問題にならなさそうですし,身代金も請求していませんから,そうなると結婚目的略取という犯罪類型で持っていきたいと考えていると思われ,そのような捜査機関の意図は理解できないも内容に思います。
 そして,上記の記事が正しければ,捜査機関はそういう方向で持っていこうと捜査をしているという意思表示をしたということでしょうし,それ以上のことはないのだろうと思いました。


 今日の阪神は,呉さんが崩れて,このまま同点で終わるのだろうと思っていたところで,まさかの福留さんのサヨナラホームランという非常に爽快な形で試合を締めてくれました。
 これまで私は色々とここで福留さんに対してよくないことを書いたと思いますが,それをひたすら謝罪致します。本当に申し訳ありませんでした。
 読売が9回2アウトランナーなしから試合を振り出しに戻しましたが,福留さんは12回裏2アウトランナーなしから試合を決めてくれるという,何とも劇的すぎる試合展開にしびれさせてもらいました。本当にありがとう,福留さん。

 そして,メッセンジャーさんの出来の良さはいうまでもなく(それだけに勝ちを付けてあげたかった。),梅野さんの捕手としての活躍がこのサヨナラの展開を作ってくれたといっても過言ではないでしょう。
 梅野さんは,本当にロマンがあります。最近の阪神にはなかった,若手野手が活躍する,しかもそれが長年外様のベテラン勢が占めてきた捕手というポジションで登場するという奇跡的な状況で,かつ打つ時は長距離ということで,非常に明るい未来があると思います。

 一方,何度もここで述べていますが,呉さんは非常に問題があると思います。
 今日の投球のうち,ホームランを打たれるまでの展開は悪くなかったと思うものの,やはり高橋由伸さんにインコース高めのストレートは危険でしょう。
 呉さんのストレートは,球速こそあるものの,なぜかカットされることが多いところを見ると,おそらく日本の一軍クラスの打者には見きられてしまうものなのでしょう。
 それだけに,変化球を交えて戦略的に投球を組み立てる必要があり,そういう投球をしないと今日のような展開は今後も出てくると思います。
 今日は福留さんに救われたからいいものの,このまま同点であれば実質的な敗戦ですし,それだけに呉さんの投球の組み立て方はもう一度考え直す必要があると思いました。

 とはいえ,読売との差は遂に1.5まで迫りました。
 読売の調子が落ちてきているからということもあるでしょうが,夏場に弱い例年の阪神の状況を考えれば,できれば明日もう一つ迫っておきたいと思います。
 その辺は贅沢なのでしょうが,そんな贅沢を敢えて希望したいと思います。
 とりあえず,最後に,福留さんありがとうございました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:15
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