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 こんばんは。

 先般ベネッセの情報流出の件が問題となりました。
 私も小学校の頃など進研ゼミのダイレクトメールが山のように来ており,おそらくベネッセに私の情報もあったのだろうと思いますし,私も他人事ではないのだろうと思います。

 これについてベネッセ側がどのような対応を取るのかは今後見守りたいところだと思いますが,今のところ減額してサービスを受けられる等の対応を考えているような記事を見ました。
 しかし,ベネッセと契約していない方々に対してそのような措置はとり得ないでしょうし,そういう人たちに対してどのように対応をしなければならないのか考えるべきだと思います。

 今回の対応でそれなりの費用を支払うこととなるのだろうと思いますが,一方できちんとした対応と取らないと顧客が減少してしまって収入がなくなってしまいますから,対応にかかる損失に比較して長期的に大きな穴が生じると思います。
 ですから,経営の長期的な視点から考えれば,今回の件については十分な対応をなすべきであろうと思います。

 そんな中,ベネッセを名乗る者から,電話でのお詫びと称して色々と個人情報を聞いて回る事件が発生しているというものを見ました。
 電話の内容は,1件1件電話でお詫びをしているといっていながら,色々と質問をして個人情報を聞き出す手口ということです。

 そもそも,何百万件もある流出騒動について,1件1件電話をすることは物理的に不可能でしょうし,そんなことをする労力をかけるのであれば補償等の別のものに費用をかけるべきで,よく考えれば非常に不合理なものなのです。
 しかし,何の構えもないところで突然そのような電話を受けた場合,騙されて個人情報を話してしまう方も中にはいたのかも知れません。

 私に言わせれば,最近は著名なものに何でも乗っかるのが詐欺の手口ですから,今回のこともある意味予見できたのではないかと思います。
 それについてベネッセの方で予見してアナウンスすべきというのは少々酷なのかも知れません。
 しかし,この電話で情報を流出させてしまった被害者にしてみれば,顔の見えない加害者を恨むよりも,そもそもこの騒動の根幹に位置するベネッセを恨むようになるのではないでしょうか。
 そうすると,このような二次被害三次被害を食い止めることもベネッセの営業のためには必要だったと思いますし,予見してアナウンスすべきだったのかというようにも思わなくはありません。

 今回のような詐欺電話は氷山の一角に過ぎないと思います。
 おそらく過去の著名事件に省みれば,二次被害三次被害を狙ってなそうとした詐欺事件のケースはたくさんあると思いますし,そういうものはある程度は類似していると思います。
 ですから,ベネッセとしては,今回の電話事件をきっかけに,過去の事件の類似ケースを挙げて,詐欺に対する注意喚起をなすべきだと思います。
 ベネッセが今回の電話事件については発生を想定しなかったとしても,電話事件があったことから別の詐欺事件の発生を想定することはできると思うので,これで別事件が発生して被害者が生じたとすればそれについてはベネッセは責められるべきものになると思いますし,その意味でも早急に対応すべきと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:48
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