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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中学校のトイレで発見された盗撮カメラについて,校長がパソコンに詳しいという盗撮犯人の教諭に渡してしまったという記事を見たので取り上げてみました。

 男性教諭は,5月下旬に女子トイレに侵入し,個室の壁にカメラを取り付けて盗撮をしていました。
 これが女性職員に気づかれ,校長に手渡されましたが,校長はその記録媒体の内容の確認を自分では読み込めなかったため,パソコンに詳しい犯人の教諭に渡してしまいました。
 そして,この教諭は,別室で記録媒体を壊し,校長には謝って踏んでしまったと説明しました。
 ただ,最終的には,この教諭は盗撮目的でカメラを仕掛けたことを認めて懲戒免職処分とされ,校長も監督責任を怠ったとして減給10分の1を1ヶ月という処分となりました。
 また,この教諭は,建造物侵入で逮捕され,罰金10万円の処分となりました。

 校長は,性善説を元に,パソコン技術について信頼できる教諭に預けたのでしょうが,中学校という閉鎖空間でなされたものである以上,まず疑われるべきは内部者の犯行でしょう。
 そうだとすると,調査を依頼した教諭についてきちんと確認せずに調査を依頼してしまった対応については安易といわざるを得ず,監督責任を怠ったといわれても仕方がなかったと思います。

 ただ,私の個人的な意見ですが,この教諭が記録媒体を破壊したことをもって,この方の疑いがより濃くなったのではないかと思ってしまいます。
 結局稚拙な証拠隠滅を図ったことが犯人特定に影響を及ぼしたのであれば,今回の当事者はいずれも安易な判断になってしまったのではないかと思います。
 うまく証拠を隠滅せよと等いうつもりはないのですが,その隠滅の仕方が中学生レベルのような気がして,そういう意味でも教師としてどうだったのだろうかと思ってしまいます。

 校長がなすべき正しい対応は,まず警察への連絡だったのでしょうが,このような内部の事件を公にすることを希望しなかったからこその事態だったのではないだろうかと思います。
 学校では,よく生徒を警察沙汰にしないようにするため,警察への通報を躊躇う傾向にあり,それ自体は私は悪い判断ではなかったのかも知れないと思っています。
 ただ,粗暴犯的事件ではなくこのような技術的要素が求められる犯罪行為においては,根本的な解決の道筋を学校単位だけで示すことは難しいでしょうし,その意味でも警察に通報してもよい事案だったのかも知れないと思いました。


 今日の阪神は,貧打で読売に負けてしまいました。
 最近の阪神は異様に勝ち過ぎだっただけに,たまの敗北自体は受け入れられる心の余裕はあります。
 しかし,このところ不調だった能見さんが今日はかなり頑張っていただけに,打線がこれを援護できなかったのはもったいなかったと思います。
 特に,昨日は打ち過ぎだっただけに,いくら杉内さんが苦手とは言えこの結果はどうなのだろうと思いました。
 よく,打ちすぎた試合の翌日は打てないといいますが,今回はそのジンクスが当てはまってしまったのでしょう。
 明日はきちんと勝利してもらって,勝ち越ししてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:20
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,兵庫県議会が,公文書偽造容疑等で野々村竜太郎県議を刑事告発したという記事を見たので,取り上げてみました。

 野々村県議といえば,先日の会見で一躍有名になりましたが,その後連日ニュースで取り上げられ続けました。

 私としては,あの会見を見ていて,野々村議員が追及されている疑惑について実際に行っていたかどうかは別として,野々村議員自身が議員として適切なのかについては疑問に思いました。
 議員は,投票した市民の民意を背負って,それを代表として代弁するのが仕事の一つだと思いますが,ということは様々ある民意を反映させるため市民の感情は理解してもそれを皆に伝えやすく表現するために冷静な対応が必要になるのだろうと思います。
 その意味では,野々村議員の対応は冷静とはほど遠く,質問に対する回答という意味でも十分にできていたとはいいがたく,議員に向いているのかどうかについて疑義を持たざるを得ませんでした。

 その後,野々村議員の対応を見て,そのあら探しをしようという傾向が強まり,連日マスコミが野々村議員の疑惑を追いかけ続け,果ては昔の挙動についてまで言及するようになってきました。
 野々村議員は辞職する方針ということで,この騒動を収めるにはこの対応しかなかったのだろうという苦渋の決断だったと思います。

 そんな中で出てきたのが今回の県議会の刑事告発という話です。

 私は,オンブズマンなどがやるのならばともかく,これを県議会がやるのはどうだったのだろうかと思いました。
 というのは,先日,別の県議も,野々村議員にある疑惑の一つである切手の支出に関して同様の疑惑があるという話が取り上げられていましたが,今回の件は野々村議員だけの問題を越えて飛び火しかねないと思ったからです。

 これはあくまで私の想像ですが,叩いて埃の出ない人はなかなかいないと思われ,野々村議員の疑惑の程度に達するかどうかは別として,大なり小なり他の議員の方についても調べられれば疑惑というものが出てくる可能性があるのかも知れないと思います。

 今回の野々村議員の一件によって,兵庫県議会は一躍注目を浴びることとなり,なすべき審議もしづらい状況にあったと思われ,その意味では野々村議員の辞職によって一時的にその騒動が収まったかも知れないと思います。

 しかし,今回の告発は,その騒動を再燃させる可能性があります。
 告発が受理され,捜査機関の捜査が始まるとしても,その捜査に一定の結論が出るのは少なくとも数ヶ月はかかると思います。
 そして,これがマスコミ発表されれば,忘れかけていた野々村議員のことが思い出され,また兵庫県議会が注目を浴びることとなる可能性もあると思います。
 しかも,その際,もしも野々村議員の捜査の過程で別の議員の疑惑にも飛び火してしまったら,その注目はさらに増加することとなり,ますます県議会の審議の妨げになるのではないかと思います。

 私は,違法行為があればそれは正されるべきと思いますし,それをお目こぼししろという気はありません。
 しかし,市民がこれを追及するのは理解できるものの,県議会の運営を潤滑に行うことに責務を負う県議会が告発をして騒ぎを再燃させる火種を作ることは賛同しかねると思ったのです。

 最近は佐村河内さん,小保方さん,塩村さん等々,マスコミに取り上げられる騒動が多く,しかも第一報はニュースとしての価値があるかも知れないと思うものの,続報の大半は単なる好奇心による必要以上の追及がなされているように思います。
 今回の野々村議員の報道も同様に思われ,こういう報道を見ているともっと報じることはないものかなと思わずにはいられません。
 そういうことの再燃によって重要なことが妨げられるのは避けるべきだと思いますし,その意味では今回の刑事告発はどうだったのだろうかと思いました。


 阪神は,今日は読売に大勝し,非常にご飯がおいしかったです。
 最近の阪神の好調に関していえば,打線の調子がいいことが全てなのだと思いますが,その中心にいるのはマートンさんだと思います。
 というか,阪神に負けが込んでいた時期のことを考えると,マートンさんが打てていなかったように思いますし,阪神の勝ち負けはマートンさんの調子にかかっているというように思えてなりません。
 そして,そのマートンさんは非常に好不調の波が激しく,その意味では連勝は嬉しいものの,実は非常に危ないチーム運営なのではと心配もしています。

 一方,投手についてですが,メッセンジャーさんは非常にいい仕事をしたと思いますが,その後の投手は与える必要のない点を与えたと思われ,大量得点ゆえの気のゆるみもあったのかも知れませんが,大味な展開だったと思います。
 東京ドームはホームランが出やすい球場で,それ故に阪神もたくさんホームランを打たせてもらいましたが,それにしても打たれすぎだと思います。
 明日は能見さんが先発ということですが,能見さんもよく一発を食らうだけに心配です。

 ちなみに,今日の阿部さんの退場については,私もセーフだと思っただけに気の毒だとは思うものの,審判に触れたら退場ということはよく分かっていたはずですし,なぜあそこまで感情的になったのだろうかと思ってしまいました。
 阿部さんはずっと不調続きで,今日はホームランを打ててようやく復調の兆しが見えたところでしたが,それだけにあの誤審とも思われる判定には強い不服を持ったのかも知れません。
 その気持ちは理解できなくもないのですが,それでも長い野球人生の中で初の退場ということですから,このような挙動がいけないことだということはよくよく理解していたのでしょうし,それだけにあのような挙動に及んだのは残念です。

 阪神は8連勝ということで,さすがにその好調ぶりは不安になりますが,いっそこのまま前半戦は全部勝ってもらいたいと思うことにします。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:41
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