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 こんばんは。


 昨季から阪神の若手の台頭がよくいわれていますが,その中でも昨季に開幕1軍デビューを果たした横田さんは強く期待されている一人だと思います。
 その横田さんですが,今季のキャンプの途中から全く話を聞かなくなり,世間ではいろいろなことが言われていました。
 例えば,横田さんは,身体能力が魅力の選手ですが,バットを当てに行って塁に走る打撃が多く見られるようになり,横田さんは打撃について迷って精神的に病んでしまったのでは等といわれていました。
 また,今年の正月くらいはそこそこ話題に出ていたものの,キャンプ中から頭痛の話が出て以降話題に上らなかったことから重病説も上がっていました。

 そして,横田さんについて,今日の記事で,実は脳腫瘍だったということが判明しました。
 脳腫瘍といえば相当な重病で,発見が遅い場合には命に関わる病気です。
 私は,高校時代の友人を脳腫瘍で亡くしたことがありますが,亡くなる一月前までは遠出に旅行に行く話もしていて,そんな中で突然亡くなってしまったので,発見が遅い場合は命を失う病気だという認識でした。
 そのような重病に罹患していたということ,それが寛解したということは,私にとって非常に大きなニュースでした。

 どうやら約半年も闘病生活を送ったようで,昨季はあれだけ話題に上っていただけに,この半年間を闘病にあてていたということは,おそらく他のライバル選手に差を付けられた,昨季自分が経験したことが失われていくのではという焦りが相当強くあったのではと予想されます。
 また,もしかしたら,昨季スポットライトが当たっていたにもかかわらず,まったくそれが当たらない今季は,そのギャップに辛い思いをしていたかもしれません。
 そういうことを考えると,横田さんが過ごしたこの半年間はこれまでの人生で味わったことがない苦痛の日々だったと思いますし,そのような地獄を見た横田さんはこれまでよりも活躍してくれるのではないかと思っています。

 横田さんは,身体能力の高さから非常に大きな期待がかけられている選手ですが,同系統の選手として阪神にやってきた糸井さんが挙げられます。
 横田さんは,当てて走る打球が多く,体格から見てスケールの小さい野球をしてしまいがちになっていましたので,糸井さんを見習ってそれを告げる選手になってくれるものと思っていました。
 おそらく横田さんは,体に負荷をかけるトレーニングをほとんどできずに半年を過ごしてきたと思うので,まずは体作りから始めなければならないでしょうが,再出発をできること自体が本人としては幸せなことだと実感できていると思います。
 そうであればこそ,一度消極的なスタイルは横に置いておいて,糸井さんを見習って再出発できると思うので,新しいスタートラインを切るのにいいことだと割り切ってもらいたいものです。

 寛解という以上は,今後も定期的に検査を受けねばならず,腫瘍と戦う人生となってしまったことは本人にとっても辛いことだと思います。
 ですが,横田さんの能力に糸井さんの要素が上乗せされれば阪神を背負って立てる選手になれると思うので,私は今後の糸井さんの活躍を強く期待したいと思います。


 阪神のこのオフの補強でよくいわれている中田さんですが,一部情報では獲得見送りといわれているようです。
 中田さんの代わりに,中日さんに在籍しているゲレーロさんの獲得が検討されているということですが,どうなるのでしょうか。
 阪神打線の問題点は,好不調の波が激しすぎて,打てない時はチームの皆が打てなくなることでしょう。
 この停滞した雰囲気を打開できる選手であれば,私は打率が高くなくてもいいと思っています。
 このような選手と考えた時,中田さんはいい打者ではあると思うのですが,今季の苦しみ方を見る限り,阪神の停滞した雰囲気に飲まれてしまうことも強く懸念されるところです。
 そのような意味では,阪神の伝統などと縁のない外国人助っ人の方が力になりそうにも思えますが,長く阪神を支えてくれるという意味では,中田さんは年齢もいい感じですし,外国人助っ人にそれを求めることはよくないとも言えます。
 さらに,ファーストというポジションについていえば,原口さんや中谷さんを始めとする選手達の育成も考える必要があるでしょう。
 短期的戦略か,長期的チーム運営の問題か,悩ましい問題ですが,まだ結論が出たということではないと思うので,今後の展開を楽しみに見ていきたいと思います。


 昨日まで連勝が続いていた阪神ですが,今日はメンドーサさんが得点後に失点してしまって敗戦しました。
 4失点だと先発の仕事をしたと微妙に言いづらく,かつ展開的には得点後だったので抑えてほしかっただけに残念だったというべきでしょう。
 ただ,メンドーサさんの元々の評価としては7回を3〜4失点というものだったので,そのとおりの結果だったと思うと,阪神としては計算通りに試合が進んでいったというべきだったのかもしれません。

 今日は広島さんが勝っていただけに,ゲーム差を広げないためには阪神には今日勝ってもらいたかったのですが,前のヤクルトさんとのカードから5連勝ですから,あまり贅沢を言ってもいけないようにも思います。
 阪神としては,できる限り目の前の試合を勝ち続けるのみですから,次の広島さんとの直接対決の結果には強く期待したいです。
 というか,この直接対決では,最低でも勝ち越ししないともはや優勝は完全になくなると思うので,どんな展開だったとしても是が非でも結果を求めてもらいたいです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:20
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