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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,奈良県で,小学校教諭の男が,女性の下着を盗んだとして逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,民家の物干しに補されていた下着1枚を盗んだとして逮捕されました。
 付近の住民から不審な男がいると通報を受けた警察が容疑者を発見して話を聞いたところ,下着を盗んで写真と動画を撮ったと認めたということでした。
 男は,下着を盗んでいったん車に持ち帰って撮影した後,物干しに度していて,写真を後から見るのが楽しみだったと話しているということです。
 男のスマホには,ほかにも下着の写真があるということで,余罪の捜査が行われる方針ということです。

 このニュースを見ていて,そもそもこういった行為自体がよくないと思ったのが第一ですが,その次に思ったことは世の中にはいろいろな人がいるということでした。
 男は,下着を盗んだだけでなく,それを撮影し,その後に返すという行為を行う予定であり,かつてはそのような行為を行ってきたということでした。
 この行為について思うことは,まず男にとって下着という物質よりも画像等が優先されるのだろうかということです。
 次に,男は,下着を,静止画である写真だけでなく,動きもしない下着について動画の撮影も行っていたということです。
 そして,犯行発覚のリスクは実行行為時が最も高いですが,被害品返還も同様に高いと思われるにもかかわらず,わざわざ返しに行っていたということです。
 私もいろいろな刑事事件を見てきましたが,以上の3点はこれまで見てきた刑事事件とは一線を画するものというように思え,どういう考えの下で以上の3点を考えたのだろうかと思います。
 特に,3点目の被害品返還については非常に特殊だと思いますし,もちろん盗むよりはいいのかもしれませんが(ただし,実際に被害者は被害品が戻ってきてもよかったと思うことはないと思います。),それにしてもなぜそのようにしようと思ったのか不可解です。
 この犯人の考え方はこれまでの同種事犯の犯人とはやや異なると思われますので,今後の捜査の進展が待たれるところです。

 ところで,この事件ですが,そもそも窃盗が成立するのかという問題があると思います。
 以前からここで何度か触れたことがありますが,窃盗罪の成立には不法領得の意思,つまり盗んだものを自分のものとする意思が必要といわれており,被害品を無断で借りた後に返すつもりであった場合には窃盗罪は成立しません。
 本件では,男は,被害品である下着を,撮影後に返還しようと思っていたのであり,不法領得の意思がなかったというべきかもしれず,果たして窃盗罪が成立するのかという点は疑問があります。
 ただし,奈良県の迷惑防止条例の詳細までは知りませんが,これに該当する可能性はあるかもしれません。また,被害者宅に侵入して盗んだとすれば,住居侵入等には該当する可能性もあり,最終的に何らかの処罰を受けるのかもしれません。


 今日の阪神ですが,広島さんとアウェーでの試合でしたが,先日やられてしまった借りを返す勝利だったと思います。

 初めは失点して劣勢でしたが,中盤に5点差を追いつき,最終的に上本さんのタイムリーで逆転し,ドリスさんが抑えてくれました。
 このうち,打線が大量点差を逆転したことも大きなこととは思いますが,この前の広島さんとの試合を思い返した時にもっとも大きな収穫はドリスさんがきちんと抑えとして成功したことだったと思います。

 先日の広島さんとの3連戦のうち2試合は,接戦の末に終盤で追いつかれてしまって勝ちを逃すという展開でしたが,そのような展開は最近よく目にしていました。
 その渦中にいたのは,今季数多くのピンチから救ってくれたドリスさんでしたが,このところ打ち込まれていて,クライマックスシリーズは大丈夫のなのかと相当心配させられました。
 ですが,その心配を杞憂だと思わせてくれるような抑えとしての仕事ぶりを見せてくれたことは,今日最大の収穫だったと思っています。

 そして,何より広島さんとは実力差は近いものの,地力の差で僅差で勝てないという印象を払拭してくれた,それを広島さんのホームで実現してくれたということは非常に心強いことだったと思います。
 広島さんにとっては,優勝後の凱旋勝利を挙げたいところだったでしょうが,阪神にしてみれば自身のホームで敗戦を喫して優勝をさらわれたという屈辱を味わったのですから,このくらいのお返しはできないといけないでしょう。
 ここで勝てたことで,阪神としては,打つ方でも投げる方でもクライマックスシリーズに向けての嫌な印象を一つ拭えたと思うので,自信を持ってこれから調整に臨んでくれればいいと思います。

 2軍で調整中の藤浪さんですが,4回2失点4死球96球と,よい投球といえないような内容でした。
 死球がなかったことが唯一の救いではありますが,この内容ではクライマックスシリーズに投げさせるなどと考えてはいけないと思います。
 というか,先日2軍落ちさせてから今日までで復活を遂げるとは思っておらず,むしろなまじ投げさせるのではなくしっかりと治療方針を決めて投げさせないといけないのではないかと思っています。
 藤浪さんは死球を出さなければ崩れないというある意味の自信を持っていたかもしれませんが,今日のように死球を出さずともよろしくない投球をしてしまうことはその自信すら失わせるきっかけになりかねず,ただただ投げさせるということはやってはいけないことと思えます。
 とにかく,藤浪さんを今季1軍で起用しようとは思わないのがいいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:43
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