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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,先日大けがを負ったプロレスラーの高山さんが頸随完全損傷で回復の見込みがないと発表されたというものを見たので,取り上げてみました。

 高山さんは,今年の5月4日に回転エビ固めをかけた際に頭から落ちて動けなくなり,救急搬送されて手術を受けました。
 当初は頸随損傷及び変形性頸椎症と発表されていました。
 しかし,今日の発表では頸随完全損傷ということでした。
 マネージャーの石原さんによると,高山さんは,かつては意識はあるものの,首から下の感覚がなく,人工呼吸器を付けて呼吸する状況だったということでした。
 それが,今は自分で呼吸できるようになったものの,肩から下の感覚が戻っておらず,医師からは回復の見込みは現状ないといわれてしまったということでした。

 私は,普段そこまでプロレスをよく見るわけではないのですが,これまでは年に数回程度見に行ったりしていました。
 ですから,当然高山さんを知っていましたし,生で見たこともあります。
 高山さんといえば,ドンフライさんとの一戦がよく話題に挙がりますが,大きな体で殴り合ったりする姿はこれぞプロレスを見に来たという満足感を与えてくれるものでした。
 それだけに,今日のニュースは大変ショックでした。
 あれだけ活躍していた方が今は身動きがとれないと聞くと,これが本当の話なのかと耳を疑いたくなるくらいです。

 脊髄損傷であれば,リアルという漫画を読んだ際に非常に印象に残ったものでしたが,今回はそれよりも症状が重く,あの漫画よりも大変な状態なのだと思うと,想像もできません。
 肩から下が動かないという気持ちはどれだけの絶望感なのか,想像もできませんが,あれだけ強かった高山さんがその絶望感にどれだけ蝕まれているのか,本当に心配になります。
 当然体も鍛えられないわけで,あの美しかった体がこれから痩せていく姿を想像するだけで悲しくなりますが,それでも一番辛いのは本人ですから,私がどんなことを言っても軽い言葉になってしまうのだろうと思います。

 また,これからの治療や介護を考えた時,プロレスラーの方々は職業柄保険に加入できない,もしくは加入できてもいろいろと制限があることが多いですから,そのような意味で家計にも大きすぎる負担があるのではと心配されます。
 高山さんは体が大きいですし,彼を介護する家族の方々は相当苦労することも懸念され,周囲の人達が疲弊してしまうのではというようにも懸念されます。

 医師が現代医療ではこれ以上回復の見込みはないと述べたということですから,望みは医学の進歩しかないということなのでしょうか。
 以前iPS細胞の研究において,脊椎損傷治療に対する臨床研究が始まるという記事を見ましたが,おそらく回復の見込みを考えれば現状はこの分野がもっとも期待の持てるものなのでしょう。
 しかし,研究もまだ始まったばかりで,これが実際の医療現場で使われるようになるのはどれだけ先なのか,よく分かりません。
 ただ,人間は希望が無くなると終わってしまいますから,せめて高山さんにとってはこれらの研究等が希望となって生きていってもらいたいものです。
 リアルという漫画の白鳥さんのように,皆の前に出てきてくれる日が来てくれることを信じています。

 こうしてみると,プロレスというのは危険なのだと改めて思います。
 また,スター選手ともなると,年齢を経ても第一線で活躍し続けなければならないことも大変辛いものだと思います。
 弁護士の世界も一緒ですが,プロレスは若い選手と肉体のぶつかり合いをするわけで,我々の業界の生涯現役という意味とはまた違った意味で大変なのだろうと改めて思います。
 個人的にはこれからもプロレスは応援していきたいですが,こういった悲しい事故がなるべく起きないように願ってやみません。


 阪神は,明日から広島さんとの3連戦ですが,これで今季優勝を逃すかどうかが決まると思います。
 ここで阪神が3連勝したとしても優勝できるとは言い難いですが,負け越せば間違いなく優勝できないと思います。
 最低2勝1敗,できれば3連勝してくれれば,まだ優勝への望みがつながると思いますが,どうなるでしょうか。

 阪神の先発は,藤浪さん,岩田さん,秋山さんが想定されていると思いますが,このうち安定感のある秋山さんは別として,藤浪さんと岩田さんが崩れないかが心配です。
 特に,先日復帰登板をした藤浪さんをこの大一番で起用するわけで,果たして結果が出せるかどうかが非常に大きな関心があります。
 藤浪さんは,自分のボールを投げられればとコメントしましたが,まさにそれが大事だろうと思います。
 制球難,特に死球から崩れてしまうことがもっとも懸念されますが,これを乗り切ればきっと次世代エースの名に恥じない投球をしてくれるのではと思っています。
 先日の投球でも,球自体はよかったですから,自分の投球ができれば結果はついてくるのだろうと思います。
 一時期の藤浪さんは,自滅しなければ勝てていましたから,あとは途中で崩れることがないか,その点を心配しつつ明日の試合を楽しみにしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:00
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