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 こんばんは。

 今日,私の親友の父が亡くなったという連絡を受けました。
 私が小学生の頃かなりお世話になった方で,私の両親とも同世代だけに,私なりに衝撃がかなり大きかったです。
 その方は,末期のガンが発覚してから僅か半月足らずでお亡くなりになってしまい,人の命のはかなさをしみじみ思うとともに,健康診断の重要性を改めて感じさせられました。
 今晩は小学校時代に世話になった思い出を振り返りつつ,ご冥福をお祈りしたいと思います。

 今日のニュースを見ていたら,4年前のひき逃げ事件の犯人が逮捕されたというものを見ました。
 犯人はパラグアイ人で,近県を転々としておりまして,取り調べに対して「ぶつかったが,相手からぶつかってきた」「パラグアイではぶつかった相手を助ける義務はない」などと供述しているということです。

 この記事以上の情報がないため,記事の真偽の検証はしようがないのですが,記事が正しいならばという前提で以下書いていきます。

 まず,「ぶつかったが,相手からぶつかってきた」という供述ですが,近県を転々として「逃亡を繰り返していた」というように見える挙動と矛盾することになると思います。
 なぜならば,相手からぶつかられたのであれば特段逃げ回る必要はないと思いますが,逃げ回っていたのであるとすれば自分にやましいことがあったと認識していたと推測されるからです。

 次に,もしパラグアイではひいた相手に対して救護義務が存在しないとしても,日本での処罰を免れることはできません。
 そもそも,日本の刑法では,日本国内で犯された犯罪は行為者の国籍を問わず日本の刑法を適用するという属地主義が採用されています。
 また,ひき逃げが違法だという認識がなかったとしても,一般人であれば違法だと認識する程度に事実を認識していれば罪に問えるとされています。そうすると,ひき逃げという事実を認識している以上,一般人であれば違法であると十分認識できますから,違法と知らなかったということで罪を免れることはできません。
 ただ,もし「逃亡を繰り返していた」のであれば,そもそもひき逃げが違法であると認識していたことが推測されると思うので,言い逃れは難しいのではないかという気がしました。

 というか,彼の言っていることが全て正しいとしても,違法かどうかを問わず,車に当たって傷を負った人がいるのに放置していいと思うのは人として悲しいなという気がします。
 この件では,幸いにして被害者の命が失われてはいませんが,記事によれば女子高生の顔面に約1週間の怪我を負わせたということで,傷が残る程度であるとすれば深刻な事件であるとも言えます。
 交通事故時の加害者側の動揺は理解できなくはないのですが,やはり最悪の結果を防ぐためにも救護義務は尽くすべきだと改めて思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:36
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