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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ベルギーの夫婦の件が目に入りました。
 それは,結婚19年目を迎えるところで,妻が元男性であることを夫が知ることとなったというものです。
 妻はインドネシア出身ですが,結婚の際にインドネシア国籍からベルギー国籍に移すに当たってかなり手間取り,出生証明書などの書類についてベルギー政府がかなり疑問を抱いたようですが,最終的にはベルギー国籍となる許可が下りたということでした。
 夫の方はこれが二度目の結婚で,一度目の結婚相手との間に2人の子どもがいたことから,妻は「もう子供は作らない」という話をし,生理用品を使っている振りなどして事実の隠蔽を行ってきたということでした。
 その後,夫は,妻が性転換をしているのではないかという噂を耳にして問い詰めたところ,妻からは「男性として生まれたけれど,女性に変わったので,男性だった過去をいう必要はない」と答えたそうです。
 そして,警察を呼ぶ騒ぎとなり,夫は精神科の治療を受けることとなりました。
 そして,夫は結婚の取消を求めているそうですが,裁判では妻を家から追い出すことを許可しないという判決が下されているそうです。

 夫としては,騙されたという主張をしているそうで,私が夫の立場であれば多分同様のことを考えると思いますが,その際結婚の取消まで考えるかどうかはその立場になってみないと何とも分かりません。
 なぜならば,確かに騙され続け,偽りの仮面を着け続けた人と生活をしてきたということで,これまでの一緒にいた時間は嘘だったのかというようにも思ってしまうと結婚を取り消したいと思うであろうものの,一方で19年間妻でいた事実が変わることはないからです。
 これは非常に難しい問題で,夫が間違っているというつもりは全くないのですが,それでも元男性と言い出せなかった妻の気持ちが分からなくもないのです。
 妻の真の目的が夫と一緒になることなのか,それとも国籍の取得など別のところにあるのか,そればかりは分かりかねますが,それでも19年間も一緒にいようとしたことは気持ちがなければできないことでしょうから,この件で関係が切れてしまうのはそれでいいのだろうかという気もしてしまいます。
 こればかりは当事者でないとその真の気持ちは分かりませんから,私だったらなどと軽々には言えないと思いました。

 ちなみに,日本では,性転換をされた方について,法律で一定の要件の下に戸籍を女性とすることができるようになっています。
 そのためには手続が必要ですが,それでもそのような扱いができるようになったということはお悩みになられている方にとっては一助になったのではないかと思います。

 阪神の新外国人のコンラッドさんですが,ある記事を見ていたところ,中村GMがビデオを見て2分で獲得を決めたという話がありました。
 たとえ2分という時間であったとしても,中村GMに見る目があると思いますし,そもそも現地スカウトが自信を持って送り出してきた以上それなりの質を伴っていると信じています。
 しかし,大変失礼ないい方ながら,暗黒時代を経験してきた中村GMが2分で決めた外国人というと,また90年代に見たようなダメ外国人列伝に名を連ねてもおかしくない誕生秘話になってしまうのではないかという恐怖感があることは否定できません。
 また,コンラッドさんは多くの内野ポジションを守れ,かつスイッチヒッターという万能選手ということですが,こういうユーティリティプレイヤーをなぜメジャーが手放したのかなどと色々と考えてしまう悪い癖が付いてしまっています。
 それでも,学習能力の乏しい私は彼に期待して止まないわけで,こういう風にして阪神を楽しめて行けたら幸せだろうと思っています。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:28
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