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 こんばんは。

 先日,日本野球機構の加藤コミッショナーが日本シリーズについて論評をする機会がありました。
 そこでの発言は,メジャーのワールドシリーズが4連勝で終了したことに対して,日本シリーズに関して「巨人が4勝0敗で終わっていたら赤字になっていたであろう。2試合やれば数億円は儲かるであろう。色々なご配慮を頂いたという説がないことはない。」というものでした。
 すなわち,コミッショナー自身が,読売が4タテをしてしまったらもうけが少なくなるので,敢えて2敗して6試合を行ったということもあり得るというようにも聞こえてしまう発言をしたというものです。

 この発言は,あまり話題になっていませんが,相当問題のある発言であったというほかありません。
 野球の勝敗に手心が加わっているという前提で見てしまうようになれば,それは見る価値のない出来レースですから,もはや観客動員問題に対して打つ手なしとなってしまうのではないでしょうか。
 この発言がリップサービスのつもりであったとしても,それを一個人が言うのとコミッショナーという立場の人が言うのでは,それが雑談であったとしてもまったく意味合いが違うということをよく自覚すべきです。
 この発言は,近年の野球人気低下についてほとんど意識していないのではないのかと思えてしまうような軽率な発言だと思うので,今後はもっと発言に注意してもらいたいと思います。

 先日取り上げた小林宏さんの件,残念ながら案の定不合格となってしまいました。
 先日のテストの出来が直接的な原因であるとは思いますが,私としては伊東監督の「しがみついてでも合格したい気持ちが伝わってこない」という感想が極めて大問題な気がしています。
 私は精神論ばかりを唱えるつもりはないのですが,それでも実力を補う要素としては軽視できないことも事実だと思います。また,気持ちの問題は出来が悪かったとしても修正できないものではないので,もし本当に気持ちが伝わってこないような投球であったとすれば合格にはほど遠い状況であったのではないかと思ってしまいます。
 とはいえ,小林宏さんの往年の活躍を知る私としては,ここで終わるのは早すぎるというように思えてならないので,もしまだチャンスがあれば是非とも活かす方向で進んでほしいと願ってやみません。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:43
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