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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中国北京市で,このほど院前医療救急サービス条例が審議されたということで,取り上げてみました。

 この条例は,急病人が出て救急隊が駆けつけるまでの間,周囲の人による救護活動を法的に保護するという内容を含むものです。
 そのような条例が審議されている背景には,中国での急病人保護の実情があります。
 中国では,街中で突然倒れた急病人を助けると,病人やその家族が助けた人を加害者であると嘘をついて損害賠償請求するということがあり,周囲の人が倒れた人を無視して素通りするということが社会問題化しております。
 そこで,その損害賠償請求を行うという行為に対して法的責任を追及できるようにしたのがこの条例だということでした。

 以前から,急病人を助けると逆に負担をおわされるという話は聞いたことがありますが,これを打開する策がこの条例だとすると少々問題だと思います。
 というのは,この条例は,助けた人が虚偽の損害賠償請求を受けた場合に法的責任追及を認めるというものですが,それはあくまで事後的な解決に過ぎず,虚偽の請求を受けるところまでは防げないからです。
 この条例によって最終的に助けた人が助けられた人に対して法的責任を追及して解決することができたとしても,そのためにもしかしたら裁判所を利用する必要があるかも知れませんし,結局そんな面倒ごとになるリスクを背負ってまで人助けをしようというようにはなりづらいように思いました。

 小説などでは,第一発見者が最も疑わしいというパターンは数多くありますし,一概に助けた人に対する損害賠償請求を抑制するという制度はおかしいとは思います。
 ですが,この条例のように事後的解決を目指すという方式では抜本的な解決を図ることは難しいと思われ,結局事態は今と変わらないままなのではないかと思いました。
 そして,このようなことは一自治体が条例で定めるのではなく,法律によって解決が図られるべきと思いました。


 今日の阪神は,江越さんの活躍で勝ちを収めることができました。

 最近江越さんは打つ方で相当な活躍ぶりを発揮していますが,今日はホームランに勝ち越しタイムリーと,江越さん抜きでは勝利できないくらいの大活躍を見せてくれました。

 江越さんの打席を見ていると,かつて濱中さんが出てきた時を思い出します。
 その時と今とで感じる同じ感慨は,生え抜きの和製大砲という夢です。
 しかもそれがルーキーであれば,その夢にも拍車がかかるというものです。

 濱中さんは,もともとあまり肩が強くはなく,かつ走塁ミスで怪我を負ってしまい,それから復帰できませんでした。
 一方,江越さんは,守備と走塁にも評判を聞いており,それ故にルーキーながらセンターという要職を任されているのですから,期待は膨らみます。
 とりあえず,今は怪我に気をつけてのびのびとプレーしてもらいたいものです。
 江越さんは,もっと使ってもらって,経験値を積ませてもらいたいと思います。

 投げる方では,能見さんが7回2失点で粘れたのがよかったと思います。
 通常であれば勝てる内容の投球だったところが,今日はなかなか点がとれず,きつい思いをさせてしまったところですが,それでもよく崩れずに試合を作ってくれたものです。

 これで阪神は後半戦3カード連続勝ち越ししました。
 何度も言うように,まだ結果を求めるには早すぎて,とりあえず9月に首位ないしそれを狙える地位にいることが目標だと思います。
 ただ,江越さんのように,手の付けられない若手が出てきたという印象を他球団に与えて対策を練らせることができれば,貴重な8月9月の勝利をつかみやすくなるでしょうし,これからが楽しみです。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:03
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