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 こんばんは。

 先日巨額の年俸で話題になっていた田中将大さんですが,今日のニュースを見ていたらアストロズが100億円以上のオファーしていたというものがあったので取り上げてみました。

 他のメジャー球団が100億円以上のオファーしていたというだけでも驚きですが,このアストロズは何と総年俸21億円ということで,チーム総年俸の5倍の額の支払いをしようとしていたというのでより驚きなのです。
 アストロズが考えていた予算は,上記100億円のほか,ポスティング費用の20億円もあったので,合計120億円の支払を考えていたということです。
 これが総額ではなく年俸だといくらになるのかは分かりませんが,それでもチーム総年俸に近い額になりそうな感じで,相当勝ち星をあげないと割に合わないように思います。

 ここまでアストロズが身を切ろうとしていた最大の理由は,アストロズが3年連続100敗という大変不名誉な記録を作ってしまったからでしょう。
 日本よりも試合数が多いとはいえ,それでも162試合ですから,借金50や60に違和感を感じるのは当然と言えましょう。
 アストロズは,2004年ら辺はかなり強いチームだったわけですが,それが数年でここまで落ちぶれてしまうのは,1985年に優勝してから下降の一途を辿った阪神を思い出さずにはいられません。
 阪神も,暗黒時代は一縷の希望にかけて評判のいい外国人をとってきてはその期待を裏切られるということを何度も繰り返しており,まさにアストロズも同じような気持ちで評判のよい外国の戦力をとってこようという気持ちなのかもしれません。

 田中さんの立場になってみれば,弱いアストロズよりも伝統があって強いヤンキースに魅力を感じたのかもしれません。
 その気持ちは大いに分かりますが,ヤンキースはこれだけ年俸が高いだけに最低10勝はできないと周りが許してくれないでしょう。
 一方,アストロズは,試合をそれなりに作れれば,負けたとしても許される雰囲気があるような気がして,チームとしてはいやすかったのかもしれません。
 また,戦力の乏しいチームに加入して主力として一から立て直すというのも,少年漫画でよく見るロマンのある展開のようにも思います。
 とはいえ,わざわざ海外に行く以上は挑戦しようという考えがあるのも当然でしょうから,田中さんの選択は至極真っ当なのだと思いました。

 私が皮肉だと思うのは,一部情報によると,田中さんのデビュー戦の相手がアストロズが有力だということです。
 誘ってくれたチームが相手として登場するというのは,何ともやりづらいのではと思いますが,それでもデビュー戦をうまく勝利で飾れればその後はトラウマが少なく進めるでしょうから,当然勝ちに行くしかないでしょう。
 いずれにせよ,その活躍については大いに期待しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:41
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