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 こんばんは。

 交流戦に入ってからの阪神は,非常に調子が悪く,いいところなく負ける試合が非常に増えております。
 交流戦は勝率5割でいければよいと思っていたのですが,そんな甘い構想すらままならない状況が続いており,苦しい戦いを強いられています。
 特に,一時は4位と結構な差があったはずなのに,今日の試合前は4位中日さんに1ゲーム差ということで,今日阪神が負けて中日さんが勝てばどうなるのかというところでした。
 また,阪神は,今日負ければ勝率が5割になってしまうところでした。

 そんな中で迎えた今日の試合ですが,結果は勝利できまして非常に満足しております。
 特に,今日の展開は,いつもであれば負けているだろうという初回3失点というものなだけに,その勝利は非常に大きいものと思います。

 ただ,今日の試合では,阪神中継ぎ陣の脆弱性が露呈してしまったといえます。

 ゴメスさんのホームランで一時は逆転し,そのままいけるかと思ったものの,7回のマートンさんの打球はファインプレーで阻まれて追加点ならず,その裏に安藤さんが4点も取られてしまいました。
 さすがに2点差があれば何とか守りきれるかと思っていたのに,終盤に4点も取られた段階で,私は敗戦を覚悟しました。
 今年の安藤さんは去年ほどいい投球ができておらず,今日の失点もある意味今年よく見る光景ではあったのですが,それでもあれだけいい投手なのに非常に残念であるというほかありません。

 ただ,その裏に新井良太さんのヒットで再逆転し,非常に興奮しました。
 新井良太さんは,素材としては抜群ではあるものの,穴の大きい打者であるというように思っており,それだけにスタメンに定着できていない状況ではありました。
 しかし,今年の新井良太さんは,不振であった去年よりも状態はよく,期待できる打者であったので,私は何とかしてくれるのではと思っていただけに,その喜びもひとしおでした。

 とはいえ,この回の攻撃において,私は一点不満があります。
 柴田さんと今成さんがヒットで出て,ノーアウト1・2塁という状況で,藤井さんに代打を出さずにそのままいってしまってファウルフライになってしまいました。
 阪神の代打陣は,関本さんと新井良太さんという強力打撃陣を擁しているわけで,藤井さんがダメとは言わないまでも,この場面で打てなければ敗戦する可能性が高いのですから,ノーアウトというチャンスを生かすのであれば藤井さんに代打を出すべきではと思いました。
 仮に代打を出しても,控え捕手は2人もいるわけですから,藤井さんのリードが余人に代え難いものであったとしてもここは点を取りに行くべきだったのではと思いました。
 結果こそ代打の新井良太さんが活躍できたからよかったですが,それはもう少し早い場面で実現したのかもという思いがありました。

 そして,最後は呉さんのカットボールで三振を取って試合終了となりました。
 最後の場面もヒット1本で同点という場面でしたから,最後の最後まで緊張感が切れない試合でしたが,それはそれで面白かったです。
 呉さんのカットボールはアウトローに落ちていくようにも見え,ツーストライクツーボールの場面でああいうボールがあるのはいいことだと思いました。
 しかし,以前から何度も言っているとおり,こういう場面でスライダーかフォークというより空振りの取りやすい球があればもっと呉さんは効率よくセーブを挙げられるのではというようにも思います。
 今からシーズン中に対応するのは難しいですが,何とかこれを覚えてもらう必要があるなと最後の1球を見て改めて思いました。

 阪神は最近先制されて逆転できない,勝っていても中継ぎ陣が崩壊して負けてしまうという試合が多いように思われ,このままではシーズンをうまく進んでいけないのではと心配していました。
 しかし,今日のような粘れる試合を見せてくれるのであれば,阪神はもっと上に行けるように思います。
 今日のような試合は非常に疲れますし,何より打線の調子がよくないと実現できないものであるのですが,それでも劣勢の中でこういう試合ができたというのは選手にとって自信になることと思います。
 おそらく今後のシーズンの中でこういう試合を勝てたという経験が生きる時がくると思うので,今後はもう少し粘り勝ちを見せてもらって,交流戦を勝ち抜いてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:52
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