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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中国で,窃盗犯が強盗に脅迫されて警察に通報するというものがあったので取り上げてみました。

 ある男が衣類を盗んで去ろうとした時,バイクに乗った男が近づいて来ました。
 そして,その男は斧で威嚇しながら,窃盗犯に対して「手に持っているものは何だ」といってきました。
 窃盗犯は,服を盗んできたとおそるおそるいうと,男は「数日前,5000元以上のパソコンが盗まれた。お前の仕業だろう。弁償しろ。」といってきました。
 そして,窃盗犯を無理矢理ATMまで連れて行き,お金を引き出させたということでした。
 その後,男は窃盗犯をバイクに乗せて家まで送ってくれたそうです。

 ところが,翌日夜,窃盗犯が家で休んでいると,扉を激しく叩く音が聞こえました。
 窃盗犯は扉を開けてみると,昨晩の強盗犯が仲間2人とともに鉈をもって乗り込んできたということでした。
 そして,再び事件をでっち上げられて脅され,またATMから金を引き出させられたということです。
 強盗犯らは,帰り際,窃盗犯に電話番号を渡し,「用があればここに電話をかけろ。一緒に儲けよう。ただし,警察に通報した場合はお前の首が飛ぶ。」といっていったそうです。

 窃盗犯は,今後も何か理由をつけて脅されることを恐れて警察に通報しました。
 その結果,強盗犯ら3人は逮捕されましたが,それと同時に窃盗犯も逮捕されたということでした。

 この事件は何とも不思議だと思います。
 いくつも不思議な点はありますが,その中でももっとも不思議なのは,強盗犯がお金を脅し取っている割にはその後懐柔しようとして通報を免れようとしていたことでしょうか。
 バイクで送ったり,帰り際に儲け話の話をしたりした程度で,自分がお金を脅し取ったということについて罪を追及されないと考えたのだろうかと思うと,何とも疑問に思ってしまいます。

 また,二度目の強盗のきっかけは,前日に窃盗犯が強盗犯に対して自宅を教えたことにあるのでしょうし,その意味では窃盗犯の脇の甘さが何とも突っ込みどころだなと思います。

 さらに,逮捕のきっかけはおそらく2度目の強盗の際に教えた電話板東なのでしょうし,結局強盗犯は自分で自分の首を絞めたことになったことでしょう。

 結局窃盗犯は自分が助かるために自爆テロのような形で通報して自分も御用になったわけですが,もしも自分に窃盗という後ろ暗いところがなければ,初めの強盗の段階で既に警察に通報できていたでしょう。
 その意味では,やはり後ろ暗いことを行うというのはリスクがあるのだなと思います。
 昔,ルールに縛られる人はルールに守られる,ルールを破る人はルールに守られないという格言を聞いたことがありますが,今回のように窃盗というルールに外れたことをしてしまったことによって自分がルールから守られづらくなってしまったというのはその格言を思い返すきっかけになりました。


 今日の阪神は,大谷さんにやられてしまったというほかない試合でした。
 正直言って,ここまでやられてしまうと情けないという言葉でしか表しようもないのですが,大谷さんのストレートが走っていたのは間違いないので仕方がないと受け入れるべきなのでしょうか。
 今日の大谷さんのストレートはマックス160キロで,8回まで投げて150キロを下回ったものはありませんでした。
 ストレートの質は速度だけの問題ではないのですが,それでもあれだけの速度をああいうコントロールで投げ込まれると攻略は非常に難しいことでしょう。
 これだけの逸材を見てしまうと,やはり二刀流というどっちつかずの方針も致し方なしかという気もしてしまいますし,むしろ二刀流の将来が見てみたくもなります。

 ちなみに,今日の阪神先発岩田さんはいい投球をしていたと思います。
 むしろ,中継ぎで投げた鶴さんよりも,8回途中まで投げてスタミナを消費していたであろう岩田さんの方がいい球を投げていたような気がして,何とも複雑な気分でした。
 今日の岩田さんは一発にやられてしまったという側面が大きいですが,先発としては合格点というほかなく,やはり打線の援護が得られなかったのが残念であったと思います。

 和田監督は,昨日,交流戦残り4戦を全勝すると宣言していましたが,早くも2戦目でその宣言は破られてしまうこととなりました。
 これはその気概を示したというように考えるべきであり,そこで揚げ足取りをするつもりはないのですが,それにしても打線をもう少し工夫して何とか大谷さんにとって嫌な風に対応してもらいたかったなと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:14
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