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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ギニアで,料理人が石油とピーナッツ油を間違えて使ってしまい,114人が入院したというものがあったので取り上げてみました。

 ギニアでは,17日,ある店で料理を食べた多くの人が腹痛を訴えて病院に搬送されました。
 その原因として,医師は,石油が入ったソースをかけて米を食べた114人が腹痛,下痢,嘔吐の症状で入院したということでした。
 別の医師は,レストランの料理人がピーナッツ油と石油を間違えたようだと話をしたということでした。
 多数の入院患者が運び込まれて病院は大混乱になったそうで,病院にいた人の中には,腹痛で搬送された患者をエボラウイルスの感染者であると勘違いして数十人が逃げ出したということでした。
 なお,ギニアでは,エボラウイルスに感染して,これまでに200人以上が死亡しているそうです。

 このニュースを見ていて,そもそも石油がそんな手元にあるものなのかと不思議に思いました。
 もちろん国によって状況が違うのでしょうが,我々日本の生活では灯油は身近にあるものの,石油は身近にあるものではなく,他のものと間違えるような箇所に置いてあるものなのかなと思いました。

 次に,石油とピーナッツ油を混同するというのもよく分かりません。
 石油はあの独特の臭いがありますから,あれがそばにあるだけで見ずとも存在を把握できるものだと思いますが,その点は気にならなかったのでしょうか。
 また,この国では石油が身近なものであったとしても,それを他の食材と混同するような位置に置くものだろうかという点も思うところがあります。

 この事件では,被害にあった客が最も気の毒なわけですが,エボラウイルスを勘違いしておびえていた病院にいた方,エボラウイルスの存在を疑われた病院など,色々と気の毒な方がいらっしゃいます。
 おそらく,このニュースに出てきた方以外にも大変な思いをされた方が多数いらっしゃるのだと思いますが,まさか石油と間違えた料理人もここまでの大ごとになるとは思わなかったでしょう。
 しかし,そう考えると,改めて食の安全というものは大事だと思うわけで,料理人の方は猛省されるべきことだと思います。
 特に,今回の件は,臭いで気づくべきところを漫然と料理をして出してしまったのが原因なわけですから,単なる凡ミスというにはあまりにも重大なミスだと思います。
 石油に着火しなかったことが不幸中の幸いだと思いますが,もしそうなったら大事故になっていたところで,その意味でも今後は石油の取扱に注意してもらいたいと思いました。
 また,私自身も,危険物を取り扱うような場合はよりいっそう注意しようと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:45
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